きついV字型の渓谷を塞ぐように、ドッシリと構えているダム。
そのダムのさらに上には地上高100mという、歩行用では日本一の高さを誇る吊り橋がある。
ダムの堤体を上から見下ろすことができる、珍しいダム。
一度は訪れてもらいたい。
堤体を眺める。
とがった建物のゲート操作部と、真紅のラジアルゲートがお洒落だ。
ラジアルゲートは2門。
天端を眺める。
この先は落石のため通行止め。
本当に今にも石が落ちてきそうだった。
ラジアルゲートから放流していた。
ラジアルゲートからの放流を久しぶりに見ることができ、とても嬉しかった。
天端より下流を眺める。
茨城のダムの下流部は、貧弱な川が多い。
ここも例外ではなかった。
上空より堤体を眺める。珍しい写真。
ダム湖左側にある建物がダム管理棟。
中央奥にある、白い建物はレストラン。
ここの蕎麦が美味しいらしい(?)
上の写真はこの吊り橋から撮りました。
ダム湖の上に架かっています。
料金は310円です。
スペック
ダム名 | 竜神(りゅうじん)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 竜神川/久慈川水系 |
所在地 | 茨城県常陸太田市下高倉町 |
位置 | 北緯36度41分03秒 東経140度28分02秒 |
着工年/完成年 | 1972年/1978年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水/工業用水 |
堤高 | 45.0m |
堤頂長 | 90.0m |
堤体積 | 47,000立方m |
流域面積 | 13.5平方km |
湛水面積 | 21ha |
総貯水容量 | 3,000,000立方m |
有効貯水容量 | 2,700,000立方m |
ダム湖名 | 竜神湖(りゅうじんこ) |
管理 | 茨城県 |
本体施工者 | 株木建設・武藤建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 159.0m |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 152.5m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | EL 146.5m(6月21日~10月10日) |
最低水位 | EL 136.0m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | ラジアルゲート | W6.6m×H7.216m×2門 | 470m3/s |
常用洪水吐 | ホロージェットバルブ | Φ1.70m×1条 | 20m3/s |
常用洪水吐 | ホロージェットバルブ | Φ0.75m×1条 | 4.0m3/s |
アクセス
私は水戸付近のダムを廻った後、このダムを訪問したので、
ここでは水戸からのアクセス方法を書かせてもらおうと思った。
しかし、どう考えても難しいルートになり、時間もかかるので、
地図を見ながら常磐自動車道高萩ICからの道のりを書かせてもらう。
高萩IC交差点を左折、県道67号線を山間部に向けて車を走らす。
2kmほど走ると県道10号線との交差点にさしかかる。ここを左折。
高速道路の下をくぐると1kmほどで国道461号線の交差点にさしかかる。
この交差点を右折。国道461号線を里美方面へ走る。
2kmほど走ると左手に花貫ダムが見える。ここの見学もあわせてお勧めする。
このダムを過ぎ、しばらく国道をひた走る。
途中、ちょっとしたワインディングを楽しめるだろう。
道はやがて、国道349号線との交差点にさしかかるが、ここもそのまま直進。
もう一山越えると、国道はT字路になり国道は右折する。
この交差点は左折。国道を離れ、県道33号線に進路を変える。
その交差点から4kmほど走ると、竜神ダムの案内標識があらわれる。
この標識に従って右折。
竜神大吊橋の交差点まで行くと行き過ぎなので注意してもらいたい。
右折し、ちょっとした山道を走ると、すぐに目の前に竜神ダムがあらわれる。
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