福光ダム | ダムマニア

石川県が管理するかんがい用水専用ダム。
ロックフィルダムという事だが、堤体下流面はかなりの草に覆われており、まるでアースダムの様相だ。
天端はコンクリートで舗装されているのだが、コンクリートの継ぎ目から草が伸び、ここままでは自然に侵食されてしまいそうな勢いだった。
余水吐は自由越流式というありふれたものなのだが、ダム湖側のリップラップがきれいな点に目が集まる。
なお、このダムの水は下流の185.5haの田畑にかんがい用水として供給されている。

天端から堤体下流側を眺める。
下流面は途中まで草が刈られているようだ。
草刈り前は、奥に見える高さまで草が生い茂っていたということだ。
このダムは、あくまでもロックフィルダムという事だが。

天端を眺める。
コンクリートの隙間から草が人工物を侵食している。

天端より下流を眺める。
なんだかわからない。

天端よりダム湖側を眺める。
左奥に管理所、そのさらに左に取水用の斜樋が見える。

左岸に設置されている余水吐。
余水吐手前のリップラップがきれいに並べられている。

右下が下流方向。
リップラップ、綺麗ですよね。

余水吐と堤体。

余水吐は弧を描いている。

余水吐からの導流路。

ダム湖。

スペック

ダム名	福光（ふくみつ）ダム
ダム型式	ロックフィル
河川名／水系名	松波川／松波川水系
所在地	石川県鳳珠郡能登町福光
位置	北緯37度21分23秒　東経137度11分11秒
着工年／完成年	1977年／1986年
用途	かんがい用水
堤高	36.5m
堤頂長	143.6m
堤体積	202,000立方m
流域面積	0.9平方km
湛水面積	5ha
総貯水容量	419,000立方m
有効貯水容量	405,000立方m
ダム湖名
管理	石川県
本体施工者	真柄建設・東亜道路工業・宮下建設

水位

設計洪水位
洪水時最高水位（サーチャージ水位）	–
平常時最高水位（常時満水位）
洪水貯留準備水位（洪水期制限水位）	–
最低水位