ダムカレー発祥の地を訪れてみませんか
どこですか?

宮ヶ瀬ダム

神奈川県

2000年に完成した神奈川県の巨大ダム。
堤体内のエレベータやインクラインにも乗れる、とても開かれたダム。
ぜひ一度は見学してもらいたい。その巨大さに度肝を抜かすことだろう。
実は、私はこのダムが完成する以前の、この土地の姿を知っている。
その頃は、細い道がグニャグニャと山を駆け巡り、野生の鹿も生息していた。
しかし今は、直線の立派な付け替え道路があるのみである。
人間の力を思い知ると同時に、思わず自然というもののあり方についても考えてしまった。



湖側から見た宮ヶ瀬ダム。
この写真では普通のダムに見えてしまいますね。
実際はもっと大きく感じるのです。

インクラインに乗ることができる。
まるでケーブルカーの様。
インクラインから見るダムの姿は壮大だった。

常用洪水吐と非常用洪水吐。
非常用洪水吐の流路は堤体内で3つにまとめられている。
(ダム湖側の非常用洪水吐は複数あり)

堤体上まで続く階段。
昇ってみたいが、体力が心配。

宮ヶ瀬ダム全景。
相当離れた位置からの撮影だ。
このすぐ下流に副ダムの石小屋ダムがある。

この写真、どう見えますか?
堤体直下より、堤体上を見上げた写真です。
真中に写っている、白い建物(?)が地面に対して垂直です。
ちなみに、堤体の左半分しか写っていません。

堤体内のエレベータに続く通路。
エレベータまで結構距離があった。

天端より見下ろす。
本当はとても巨大なんですが、
写真では雰囲気が伝わりませんね。

堤体上より下流の景色を撮影。
晴れた日には、横浜港のベイブリッジが見えるそうです。

予備ゲート。
化粧板などがついていて立派な造りだ。

湖の中の、左の建物は、選択放流設備。
奥に見える堤体上の建物まで、自由越流式の非常用洪水吐が並んでいる。

自由越流式の非常用洪水吐。

広くて長い天端。
私が見たダムの中で一番広いと思います。


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スペック

ダム名宮ヶ瀬(みやがせ)ダム
ダム型式重力式コンクリート
河川名/水系名中津川/相模川水系
所在地神奈川県相模原市緑区青山
位置北緯35度32分31秒 東経139度14分55秒
着工年/完成年1971年/2000年
用途洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水/発電
堤高156.0m
堤頂長375.0m
堤体積2,000,000立方m
流域面積213.9平方km
湛水面積460ha
総貯水容量193,000,000立方m
有効貯水容量183,000,000立方m
ダム湖名宮ヶ瀬湖(みやがせこ)
管理国土交通省
本体施工者鹿島建設・大林組・戸田建設

水位

設計洪水位
洪水時最高水位(サーチャージ水位)EL 286.0m
平常時最高水位(常時満水位)EL 286.0m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)EL 275.5m
最低水位EL 206.0m

放流設備

用途形状サイズ放流能力
非常用洪水吐自由越流式W17.1m×H2.7m×15門 
常用洪水吐高圧ラジアルゲートW1.9m×H1.7m×2門 
常用洪水吐高圧ラジアルゲートW2.5m×H2.5m×1門 
選択取水設備 Φ2.8m×1条 
発電所使用水量宮ヶ瀬第一発電所(神奈川県)22.0m3/s

アクセス

アクセスは大まかに2通りある。
中央自動車道ルートか、東名自動車道ルートである。
中央自動車道ルートは、相模湖東ICが最寄のICになる。
IC出口より、国道20号線を甲府方面に直進、しばらく走ると国道412号線との交差点に差し掛かる。
この交差点を左折。道は相模ダムの脇を通る。ここで相模ダムの見学をお勧めする。
相模ダムから7kmほど直進すると、三ヶ木交差点がある。
この間に沼本ダムという水没しているダムがあるが、こちらの見学も合わせてお勧めしたい。
ただし道案内など無いため、感を頼りに沼本ダムを訪問して欲しい。
三ヶ木交差点に差し掛かったら、国道なりに右折、厚木方面へ車を進める。
10kmほど走り、半原小入口交差点を右折。道はグングン標高を上げダムに続く。
トンネルを抜けると右手に大きな宮ヶ瀬ダムが見える。
そしてまたトンネルをくぐると、宮ヶ瀬ダムの駐車場が右手に現われる。
この駐車場に車を停めるべし。
ただし、とても入りづらい雰囲気をかもし出しているので要注意。
駐車場入口は門で閉ざされ、警備員が門番をしている。
この警備員に声をかけると、訪問カードをもらえる。
住所・氏名を書いて中に進むと、目の前に宮ヶ瀬ダムの姿が見える。
副ダムの石小屋ダムの見学もあわせてお勧めする。


コメント

  1. […] ダムマニア・宮ヶ瀬ダム Tweet […]

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