仙台市の水瓶、青下ダム群。
すぐ下流には、同じかたちの青下第1ダム、またすぐ上流には、同じかたちの青下第3ダムがある。
玉石コンクリート造りのダムで、文化庁の登録有形文化財に指定されている、由緒正しいダムである。
同じく、この下流、上流にある2つのダムも登録有形文化財に指定されている。
現在でも仙台市の大事な水瓶であるのだが、最近ではあまり取水されていないという。
近隣にある釜房ダムや、大倉ダムからの取水がメインになるつつあるということだ。
右岸より堤体を眺める。
越流していた。
下流を眺める。
水没しているが、玉石コンクリート造りの減勢工が見える。
たぶん、もうここは青下第1ダム湖であろう。
天端よりダム湖を眺める。
下流とは違い、こちらはひっそりとしていた。
天端は立入禁止だった。
スペック
ダム名 | 青下第2(あおしただいに)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 青下川/名取川水系 |
所在地 | 宮城県仙台市青葉区大倉字馬谷峯 |
位置 | 北緯38度18分07秒 東経140度41分45秒 |
着工年/完成年 | 1931年/1933年 |
用途 | 上水道用水 |
堤高 | 17.4m |
堤頂長 | 39.2m |
堤体積 | 2,000立方m |
流域面積 | 19.8平方km |
湛水面積 | 4ha |
総貯水容量 | 212,000立方m |
有効貯水容量 | 167,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 仙台市 |
本体施工者 | 仙台市 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
アクセス
東北自動車道仙台宮城ICから、国道48号線を寒河江方面へ走る。
12.46km走ると、熊ヶ根という交差点にさしかかる。
ここを右折、大倉ダム方面へ向かう。
0.60km走ると、仙台市水道記念館へ向かう道が、左手に分岐する。
この分岐を左折、仙台市水道記念館へ向かう。
分岐から、200mほど走ると、右手に仙台市水道記念館が見えてくる。
ここはそのまま通過。
しばらく走ると、右側は柵付きの林になっている。
その柵のどこかに、門がある。
この門の脇に車を停めて、あとは徒歩。
門を乗り越え、数メートル歩くと青下第2ダムに到着する。
また、この下流には、青下第1ダム、上流には青下第3ダムがあるので、こちらも見学もあわせておすすめする。
他、日本で唯一の、ダブルアーチである、大倉ダムがあるので、こちらの見学もあわせておすすめしたい。
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