仙台市の水瓶、青下ダム群。
すぐ下流には、同じかたちの青下第2ダム、またその下流にも、同じかたちの青下第1ダムがある。
玉石コンクリート造りのダムで、文化庁の登録有形文化財に指定されている由緒正しいダムである。
同じく、この下流にある2つのダムも登録有形文化財に指定されている。
現在でも仙台市の大事な水瓶であるのだが、最近ではあまり取水されていないという。
近隣にある釜房ダムや、大倉ダムからの取水がメインになるつつあるということだ。
下流より堤体を眺める。
もっと近づいて撮影したかったが、大量に飛び回っている吸血アブにより断念。
ちなみに、この写真は車の中から撮影している。
右岸より堤体を眺める。
越流していて、とても綺麗だった。
アップで。
シャッター速度を遅くしてみたが、思うような写真にならなかった。
減勢工。
こちらももちろん、玉石コンクリート造りだった。
もう少し下流を眺める。
このすぐ先には青下第2ダムがある。
天端を眺める。
残念ながら立入禁止だった。
ダム湖を眺める。
このダムも、他の青下ダム同様、ひっそりとしていた。
スペック
ダム名 | 青下第3(あおしただいさん)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 青下川/名取川水系 |
所在地 | 宮城県仙台市青葉区大倉字薮畑 |
位置 | 北緯38度18分29秒 東経140度41分28秒 |
着工年/完成年 | 1931年/1933年 |
用途 | 上水道用水 |
堤高 | 17.7m |
堤頂長 | 60.4m |
堤体積 | 6,000立方m |
流域面積 | 19.1平方km |
湛水面積 | 3ha |
総貯水容量 | 264,000立方m |
有効貯水容量 | 226,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 仙台市 |
本体施工者 | 仙台市 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
アクセス
東北自動車道仙台宮城ICから、国道48号線を寒河江方面へ走る。
12.46km走ると、熊ヶ根という交差点にさしかかる。
ここを右折、大倉ダム方面へ向かう。
0.60km走ると、仙台市水道記念館へ向かう道が、左手に分岐する。
この分岐を左折、仙台市水道記念館へ向かう。
分岐から、200mほど走ると、右手に仙台市水道記念館が見えてくる。
ここはそのまま通過。
次に現れる、右折できる所を右折する。
ちょっとした小道だが、迷わず右折して欲しい。
数メートル走ると、橋にさしかかる。
この橋の上から左を眺めてほしい。青下第3ダムが見えるはずである。
橋を渡り終えた所に、ダートだが、ダムに近づく道がある。
この道に侵入。勇気がなければ、ここから歩いても良いだろう。
また、この下流にも、青下第1ダム、青下第2ダムがあるので、こちらも見学もあわせておすすめする。
他、日本で唯一の、ダブルアーチである、大倉ダムがあるので、こちらの見学もあわせておすすめしたい。
コメント