土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されているダム。
堤体に玉石を張りつめてあるのが特徴的。
しかし、土砂が堤体を汚し、赤い土がその美しさを消してしまっているのが残念だった。
また、このダムは堆砂が激しく、89.3%も土砂が埋まっているという。(2002年11月18日現在)
下流正面より堤体を眺める。
天端全てが自由越流式。
右に洪水吐のローラーゲートが見える。
堤体のアップ。
この色はいったい何なんでしょ。
こんなの初めて見ました。
感動です。
洪水吐のローラーゲート。
あまり使用されてない様子。
堤体を引いたアングルで。
水の色が赤いです。
この水のため、堤体の色が赤くなってしまったのでしょうか。
ダム湖より堤体を眺める。
ほぼ満水でした。
ダム湖は相当量堆砂している様子。
発電用の取水口。
凄い勢いで水が流れ込んでいた。
ダム湖を眺める。
ダム湖というよりも、水没した原っぱという感じ。
スペック
ダム名 | 黒又(くろまた)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 黒又川/信濃川水系 |
所在地 | 新潟県魚沼市栃山 |
位置 | 北緯37度20分22秒 東経139度04分54秒 |
着工年/完成年 | /1926年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 24.5m |
堤頂長 | 228.4m |
堤体積 | 11,000立方m |
流域面積 | 117.5平方km |
湛水面積 | 31ha |
総貯水容量 | 1,454,000立方m |
有効貯水容量 | 469,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 東北電力(株) |
本体施工者 | 白沢組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | 自由越流式 | 1門 | |
ローラーゲート | 1門 |
アクセス
関越自動車道小出ICを出て左折。
500mほど走ると、国道17号線にぶつかる。
この交差点を右折。
進路を長岡方面にとる。
3kmほど走ると、国道252号線との立体交差にさしかかるので、ここを右折。
国道252号線を入広瀬方面に走る。
関越自動車道をくぐり、ひたすら走る。
隣に只見線の線路が見えてくる。
15kmほど走ると、黒又川第1ダムへの標識が現れる。
この標識通りに右折。
3kmほど走ると、左手に黒又ダムが見えてくる。
発電所脇の小道に車を駐車できるので、ここに車を停めて見学すると良いだろう。
また、手前の分かれ道を進むと、堤体を正面から見渡せる橋がある。
こちらからの見学もおすすめする。
なお、この上流に黒又川第1ダム・黒又川第2ダムもあるので、こちらの見学もあわせておすすめする。
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