重力式では国内第2の堤高を誇る浦山ダム。
近くで見てみると本当に大きい。だいぶ離れたところからでも十分大きく見える。
規模の割には、簡易な放流設備しか持っていない事が特徴だろうか。
ダムに向かう道路から眺める。
まるで悪の要塞。
アーチ状の模様が一層雰囲気をかもし出す。
ダム上より見下ろす。
水はここを通って減勢工へ。
秩父さくら湖。
天気が悪かったので眺めは良くなかった。
ダム上より町を眺める。
遠くに走る国道からも見える。
ひたすら続く階段。
ちなみに、ダム内のエレベータは一般開放されている。
堤体を下から見上げる。
大きい!!
左半分しか写ってないんだよ。
浦山ダムと宇陰ダム。
もうちょっとで満水ですね。
洪水吐から流れ出る所を見てみたい。
貴重な写真になるだろうか…。
2003年9月29日撮影。
現在は独立行政法人水資源機構という名前になった。
スペック
ダム名 | 浦山(うらやま)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 浦山川/荒川水系 |
所在地 | 埼玉県秩父市荒川上田野 |
位置 | 北緯35度57分13秒 東経139度03分08秒 |
着工年/完成年 | 1972年/1998年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水/発電 |
堤高 | 156.0m |
堤頂長 | 372.0m |
堤体積 | 1,750,000立方m |
流域面積 | 51.6平方km |
湛水面積 | 120ha |
総貯水容量 | 58,000,000立方m |
有効貯水容量 | 56,000,000立方m |
ダム湖名 | 秩父さくら湖 (ちちぶさくらこ) |
管理 | 水資源機構 |
本体施工者 | 飛島建設・間組・竹中土木 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 393.3m |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 393.3m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | EL 372.0m(7月1日~9月30日) |
最低水位 | EL 304.0m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | 自由越流式 | W11.5m×H5.1m×2門 | 1,040m3/s |
常用洪水吐 | 自由越流式 | W3.3m×H3.3m×1門 | 190m3/s |
発電所使用水量 | 浦山発電所(埼玉県) | 4.10m3/s |
アクセス
う~ん、近くに高速道路がないから、道案内が難しい。
秩父駅より、国道140号線を大滝村方面へ直進。10分ほど走ると案内板が多数現れる。
その指示通りに左折すると浦山ダムへ。
提体の下や、提体上の右翼・左翼にも駐車場あり。
ダムをゆっくり楽しんでください。
ダムを一周することが出来るが、これはちょっと危ない。
立派な二車線道なのだが、落石多し。
湖の一番奥から、有間ダムに抜ける林道があるが、見学日は通行止めでした。
大きな災害で通行止めらしいので、しばらくは復旧しない見込み。
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