東京電力(株)の発電専用ダム。
堤体の雰囲気を見ると、もっと長い歴史があるダムの様に感じるが、1963年完成とのことで、まだ50年も経っていない。
ひっそりとした集落の先にあり、よくもまぁ、こんな所にコンクリートのダムを造ったものだと思う。
この貯水池へは、鬼怒川から取水された水が導水管を通り運ばれてくる。
風格を感じさせる堤体。
クレスト部には自由越流式のゲートが7門。
堤体中央の穴からも放流される模様。
右岸より堤体を眺める。
良いように苔むしている。
ダム湖より堤体を眺める。
こちらから見ても風格を感じる。
取水塔。その奥に、発電用の取水口が見える。
ダム湖を眺める。
ひっそりとしていた。
ダム湖より堤体を撮影。
ひっそり具合を感じ取っていただけるだろうか。
天端を眺める。立入禁止だった。
下流右岸に設置されていた設備。
現在もちゃんと使われているのだろうか。
下流を眺める。
水無川に近い状態だった。
スペック
ダム名 | 西古屋(にしごや)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 白石川/利根川水系 |
所在地 | 栃木県塩谷郡塩谷町船生西古屋 |
位置 | 北緯36度47分41秒 東経139度45分13秒 |
着工年/完成年 | 1961年/1963年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 21.50m |
堤頂長 | 189.7m |
堤体積 | 16,000立方m |
流域面積 | 286.3平方km |
湛水面積 | 8ha |
総貯水容量 | 547,000立方m |
有効貯水容量 | 400,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 東京電力(株) |
本体施工者 | 間組・村上建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | 自由越流式 | 7門 |
アクセス
日光宇都宮道路今市ICより、国道121号線を北上、鬼怒川方面へ走る。
6kmほど走ると、栗原という交差点で国道121号線は2つに分かれる。
ここは右を選択、旧道の方を選ぶ。
すぐに鬼怒川を渡り、T字路にさしかかる。
国道は左折だが、ここは右折を選び、県道77号線に入る。
4kmほど走ると、左折する道が現れる。
これといった目印がないので注意。
国道461号線に入ってしまうと行き過ぎである。
左折したら後はひたすら進むのみ。
車幅1台分の道を2.5kmほど進むと、西古屋の集落にさしかかる。
もう少し直進。
1kmほどで西古屋ダムが右手に現れる。
ちょっとした広場があるので、こちらに車をとめて見学するとよいだろう。
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