黒部川にかかるダム。上流より3番目に位置するダムである。
堤体は上流の仙人谷ダムにそっくりらしい。
このダムには車で行くことはできず、トロッコ電車でしか行くことができない。
ただし、動いている電車からちらっと見える程度である。
ゆっくり見学したければ、関西電力(株)に許可を得るか、登山をする覚悟を決めるしかない。
トロッコ電車から眺める小屋平ダム。
手前の手すりは駅の手すり。
小屋平駅と小屋平ダム。
非常用洪水吐はローラーゲート2門?
ゲートが斜めに付いている?
何という名前のゲートなんでしょうか。
※シェル構造ローラーゲートでした。
真横より堤体を眺める。
最近のダムとは違い、かなりぶ厚い堤体。
ダム湖より堤体を眺める。
エメラルドグリーンの水が美しかった。
すぐ上流はこの通り、土砂がたくさん堆積していた。
スペック
ダム名 | 小屋平(こやだいら)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 黒部川/黒部川水系 |
所在地 | 富山県黒部市宇奈月町黒部奥山国有林内 |
位置 | 北緯36度42分36秒 東経137度38分53秒 |
着工年/完成年 | 1933年/1936年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 51.5m |
堤頂長 | 119.7m |
堤体積 | 86,000立方m |
流域面積 | 404.8平方km |
湛水面積 | 10ha |
総貯水容量 | 2,122,000立方m |
有効貯水容量 | 505,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 関西電力(株) |
本体施工者 | 大林組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 2門 |
アクセス
このダムには車で行くことができない。
見学方法としては、黒部峡谷鉄道に乗り、車中から見学するのみである。
富山県の「宇奈月温泉」にある、黒部峡谷鉄道宇奈月駅より、欅平へ向かうトロッコ電車に乗る。
このダムをしっかりと見るためには、トロッコ電車の進行方向左側の席に座るのが良いだろう。
ただし、その手前にある宇奈月ダムや出し平ダムは進行方向右側になる。
電車は宇奈月駅を出るとすぐ、右手に宇奈月ダムが見えてくる。
こちらのダムは車でも行くことができるので、慌てて見ることもない。
笹平駅を出てしばらくすると、右手に出し平ダムが見えてくる。
大きなダムなので、こちらの見学もあわせてお勧めするが、電車は動いているので、ほんの数秒しか見ることが出来ない。
そのことを心得て見るべし。
やがて電車は黒部川を渡り、川は進行方向左手に移る。
すぐに釣鐘駅に到着するが、ここからが要注意。
進行方向左手に注目である。
小屋平ダムは、先程の出し平ダムよりも小さいので見落としやすい。
小屋平駅に到着する寸前にダムが見えてくる。
駅からもダムが見えるのだが、堤体の上部しか見えないのが残念である。
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