庄川にかかる、関西電力(株)所有の発電専用ダム。
この川にかかる発電用ダムはどれも似たようなデザインで、重厚な堤体にブラックラジアルゲートが天端一面に鎮座している。
また、どのダムも減勢工がすり鉢状になっているので、一見で見分けるのは難しい。
ちなみにこの小原ダムは、洪水吐として、クレストにラジアルゲートが8門装備されている。
下流より堤体を眺める。
左に見える建物は発電所。
発電に使用された水が発電所下のトンネルから出ているのがわかる。
天端を眺める。
残念ながら立入禁止だった。
下流右岸より堤体を眺める。
庄川にかかる他のダム同様、このアングルからの眺めが一番美しい。
ダム湖より堤体を眺める。
右に発電所の取水口が見える。
風が強かったため、ダム湖は波立っていた。
スペック
ダム名 | 小原(おはら)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 庄川/庄川水系 |
所在地 | 富山県南砺市大字葎島字開地 |
位置 | 北緯36度24分04秒 東経136度54分32秒 |
着工年/完成年 | 1939年/1942年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 52.0m |
堤頂長 | 158.2m |
堤体積 | 93,000立方m |
流域面積 | 814.5平方km |
湛水面積 | 56ha |
総貯水容量 | 11,741,000立方m |
有効貯水容量 | 5,099,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 関西電力(株) |
本体施工者 | 佐藤工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ラジアルゲート | 8門 |
アクセス
東海北陸自動車道五箇山ICより国道156号線を富山市街方面へ走る。
4kmほど走ると左手にダム湖が見えてくる。
この湖が小原ダム湖だ。
ダム湖を眺め、しばらく走るとトンネルにさしかかる。
このトンネルに脇道がある。
この道に入ると堤体横に行くことができる。
また、トンネルを抜け少し走ると発電所へ続く道が分岐する。
標識があるので迷うことはないだろう。
標識通り発電所方面へ走ると、下流正面から堤体を見渡せる場所に到着する。
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