幻のダムと言われている仲内ダム。
なぜ幻なのかというと、ダム年鑑に掲載されていないし、下流に建設予定の湯西川ダムが完成すると、堤体がダム湖に沈んでしまうからである。
しかし、一部の地図には掲載されているため、幻と言うのはふさわしくないかも知れない。

重力式コンクリートダムの堤体。
巨大なローラーゲートが2門。
ゲートを支えるコンクリートが一風変わった作り。
すぐ左に発電用の取水口が見える。

ダム湖を眺める。
緑色の水が美しい。
水面まで木が生えている様子を見ると、満水に近い状態なのか。

下流より堤体を眺める。
ゲートの上をつなぐ、横に走るコンクリートがない。
堤体を真横から撮影。
当然立入禁止だった。
ダム湖の奥より堤体を眺める。
なんか変な形。
スペック
| ダム名 | 仲内(なかうち)ダム |
| ダム型式 | 重力式コンクリート |
| 河川名/水系名 | 湯西川/利根川水系 |
| 所在地 | 栃木県塩谷郡栗山村仲内 |
| 位置 | |
| 着工年/完成年 | /1960年 |
| 用途 | 発電 |
| 堤高 | 12.5m |
| 堤頂長 | 52.5m |
| 堤体積 | 立方m |
| 流域面積 | 平方km |
| 湛水面積 | ha |
| 総貯水容量 | 80,000立方m |
| 有効貯水容量 | 63,900立方m |
| ダム湖名 | |
| 管理 | 栃木県 |
| 本体施工者 |
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
| 平常時最高水位(常時満水位) | |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
| 最低水位 |
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
|---|---|---|---|
| 洪水吐 | ローラーゲート | 2門 |
アクセス
付近にある五十里ダムからのアクセスを掲載させてもらう。
もちろん、この五十里ダムも見学お勧めスポットである。
国道121号線を、五十里ダムからダム湖上流へ向けて走る。
2kmほど走ると、湯西川温泉方面へ向かう県道249号線があらわれる。
この県道を左折。進路を湯西川温泉方面へ取る。
進行方向右手には、五十里湖が広がる。
この湖を眺めながら4kmほど走ると、五十里ダムの最上流部があらわれる。
やがて進行方向右側に、湯西川ダム建設予定地が見えるがかまわず直進。
さらにそこから6kmほど走ると右手に仲内ダムが見える。
駐車場などはなく、道もある程度細いため、駐車場所には注意されたし。





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[…] そろそろ水没。仲内ダム […]