観光名所「昇仙峡」の奥地にあるダム。
ダムまでの景観はとても美しい。
ダムも観光地化されているようだが、なにか中途半端な感じがした。
ロックフィルの荒川ダム。
道を走っていると突如としてあらわれる。
左下の道は管理用道路のため、一般車通行禁止。
天端を眺める。
県道から直結しているので、車での通行可能と思われたが、車輌侵入不可の看板が立っていた。
取水塔を眺める。
自由越流式の非常用洪水吐。
この日はあまり水がなかった。
洪水吐の下流を眺める。
遠くに減勢工が見える。
左脇からの放水は発電所からの放水らしい。
堤体よりダム湖を眺める。
あまり水がない。
ダム湖より堤体を眺める。
奥の堤体左側に非常用洪水吐がある。
ダム湖より堤体を眺めるパノラマ。
堤体中央が膨らんでいるのはご愛敬ということで・・・。
スペック
ダム名 | 荒川(あらかわ)ダム |
ダム型式 | センターコア型ロックフィル |
河川名/水系名 | 荒川/富士川水系 |
所在地 | 山梨県甲府市川窪町 |
位置 | 北緯35度45分38秒 東経138度34分09秒 |
着工年/完成年 | 1973年/1985年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水 |
堤高 | 88.0m |
堤頂長 | 320.0m |
堤体積 | 3,010,000立方m |
流域面積 | 126.4平方km |
湛水面積 | 41ha |
総貯水容量 | 10,800,000立方m |
有効貯水容量 | 8,600,000立方m |
ダム湖名 | 能泉湖(のうせんこ) |
管理 | 山梨県 |
本体施工者 | 鹿島建設・間組 |
水位
設計洪水位 | EL 805.0m |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 800.9m |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 793.6m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | EL 783.7m(7月1日~9月30日) |
最低水位 | EL 767.0m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | 自由越流式 | W85.0m×1門 | 1,440m3/s |
常用洪水吐(洪水期用) | ラジアルゲート | W4.0m×H4.4m×1門 | 240m3/s |
常用洪水吐(非洪水期用) | スライドゲート | W3.6m×H3.6m×2門 | 240m3/s |
利水放流設備 | ジェットフローゲート | Φ0.35m×1条 | 2m3/s |
利水放流設備(非常用) | ジェットフローゲート | Φ1.2m×1条 | 10m3/s |
アクセス
中央自動車道甲府昭和ICが最寄りのインターチェンジである。
このICより、国道20号線を長野方面に4kmほど走る。
やがて「竜王駅入口」という交差点があらわれるので、ここを右折する。
竜王駅前を通り過ぎ、2kmほど走ると「西町」という交差点にさしかかる。
ここを右折。県道6号線に入る。
1.5kmほどで「千塚」という交差点があるのでここを左折。
県道7号線に進路を変える。
ここからは一本道で迷うことはないだろう。
ひたすら昇仙峡方面に向かって走ればよい。
途中、2つのルートを選べる。
左に行けば川沿いで景観が良い道。右に行けば2車線の快適な道。
個人的には左ルートをお勧めする。
昇仙峡を通り過ぎるとすぐに、荒川ダムの案内看板があらわれる。
とても大きな看板なので見落とすことはないだろう。
看板に従い、右折し、1km弱ほど走るとダムが見えてくる。
天端入口あたりに駐車場があるのでここを利用されたし。
コメント