日本ダム協会のダム便覧2014によると、恩納村が所有する治水専用ダム。
天端に立てなかったので、このダムの構造をじっくり知ることはできなかったが、洪水吐の位置と数から、治水用のダムと考えても間違いはないだろう。
クレスト部には非常用洪水吐として自由越流式が2門。その下に、自由越流式が1門、常用洪水吐として装備されている。
1980年完成とのことだが、コンクリートの風合いからして、それよりも古いように見える。 沖縄ではあまり見かけない、どことなく本州風の風格を持っている堤体だ。
ダムから続く下流河川を見ると、本当に細い。これなら確かに治水用のダムを必要とするだろう。 恩納村は、このダムによって守られているのだ。
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下流より堤体を眺める。 |
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洪水吐は、非常用が2門、常用が1門。 |
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引いたアングルで堤体を眺める。 |
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その先の河川。 |
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設計洪水位 | |
サーチャージ水位 | - |
常時満水位 | |
制限水位 | - |
最低水位 |
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
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非常用洪水吐 | 自由越流式 | 2門 | |
常用洪水吐 | 自由越流式 | 1門 |