恩納村が建設を進めている治水専用のロックフィルダム。
完成すると堤高37.5mのダムとなり、土地の形状から、かなり離れた場所からでも見える様になるだろう。
このダムがある安富祖川水系には、もう一つクガチャダムという治水専用ダムがある。
このことから考えると、安富祖川はかなりの暴れ川なのであろうか。
調べてみると、やはり暴れ川であった。 安富祖川流域は、米軍の実弾射撃場、不発弾処理場であったため、演習時の火災により山林が焼失。
森の保水能力が著しく低くなっているのであった。
堤体は、工事中のため、残念ながら遠くから眺めるしかなかった。
完成したら、再度訪れてみたいと思う。

現在工事中の安富祖ダム。

沖縄には赤土等流出防止条例があり、厳しく土の流出が管理されている。
赤土は雨などで流出しやすいのだ。

訪問日は平成25年12月31日だ。
看板の賞味期限切れ。

建設現場は、米軍基地の中にある模様。
完成しても堤体を踏むことはできないのだろうか。

遠くから堤体らしきものを眺める。

堤体らしきもののアップ。
スペック
ダム名 | 安富祖(あふそ)ダム |
ダム型式 | ロックフィル |
河川名/水系名 | 安富祖川/安富祖川水系 |
所在地 | 沖縄県国頭郡恩納村大字安富祖小字上原 |
位置 | 北緯26度29分17秒 東経127度53分09秒 |
着工年/完成年 | 2010年/2018年 |
用途 | 洪水調節、農地防災 |
堤高 | 37.5m |
堤頂長 | 158.1m |
堤体積 | 197,000立方m |
流域面積 | 1.9平方km |
湛水面積 | 4ha |
総貯水容量 | 355,000立方m |
有効貯水容量 | 255,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 恩納村 |
本体施工者 | 梅林建設・丸宮組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
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