荒川水力電気が所有する発電専用ダム。
堤高30.2mの重力式コンクリートダムで、余水吐としてクレスト部にローラーゲートを4門装備している。
見学時はあいにくメンテナンス中で、思うようにダムに近づくことはできなかった(工事関係者に怪しい目で見られていた)。
このダムで取水された水は、直下の岩船発電所へ導かれ、最大65m3/sの水量を用いて11,500kWの電力を生み出している。
1961年完成の割には美しい堤体。
減勢工は無い。もしくは、水中に沈んでいる。
余水吐はローラーゲートが4門。
下流の様子。
約4km先に鷹の巣ダムがある。
手前にある格子状のものは予備ゲート。
ゲートのメンテナンス時などに使用する。
その奥に、発電用の取水口が見える。
堤体と発電用取水口の位置関係。
スペック
ダム名 | 岩船(いわふね)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 荒川/荒川水系 |
所在地 | 新潟県岩船郡関川村片貝 |
位置 | 北緯38度04分38秒 東経139度38分24秒 |
着工年/完成年 | 1960年/1961年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 30.2m |
堤頂長 | 92.6m |
堤体積 | 27,000立方m |
流域面積 | 766平方km |
湛水面積 | 67ha |
総貯水容量 | 5,875,000立方m |
有効貯水容量 | 1,072,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 荒川水力電気(株) |
本体施工者 | 鹿島建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 4門 | |
発電所使用水量 | 岩船発電所(荒川水力電気) | 65.00m3/s |
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