北陸電力(株)が所有する発電専用ダム。
お隣にある、開放感あふれる手取川第3ダムとは異なり、このダムの天端は開放されていない。
堤高37.5mの重力式コンクリートダムで、クレスト部にラジアルゲートを3門装備している。
ゲートの色はこげ茶色。北陸電力(株)のダムであることをそれとなく主張している。
このダムで取水された水は、手取川第2発電所へ送水され、最大105ms/3の水量にて8.7万kWの電力を生み出している。
発電所を通った水は、約10kmほど下流にある直海谷川という支流に放流され、手取川第3ダムに再び貯留される。
すぐ上流に、手取川ダムがあるので、こちらの見学も合わせておすすめしたい。

下流左岸側より堤体を眺める。
クレスト部にこげ茶色のラジアルゲートが3門。

ダム湖に架かる橋より堤体を眺める。
細長いダム湖。

上流左岸側より堤体を眺める。
こちら側のゲートの色はグレー。
手取川第3ダムと同じカラーリングだ。

ダム湖の様子。
この奥に手取川ダムがある。

天端を眺める。
天端は残念ながら立入禁止。

発電用の取水口。
手取川第2発電所へ導かれる。
スペック
| ダム名 | 手取川第2(てどりがわだいに)ダム |
| ダム型式 | 重力式コンクリート |
| 河川名/水系名 | 手取川/手取川水系 |
| 所在地 | 石川県白山市仏師ヶ野町 |
| 位置 | 北緯36度17分34秒 東経136度38分27秒 |
| 着工年/完成年 | 1972年/1979年 |
| 用途 | 発電 |
| 堤高 | 37.5m |
| 堤頂長 | 210.0m |
| 堤体積 | 64,000立方m |
| 流域面積 | 460.4平方km |
| 湛水面積 | 18ha |
| 総貯水容量 | 1,700,000立方m |
| 有効貯水容量 | 1,695,000立方m |
| ダム湖名 | |
| 管理 | 北陸電力(株) |
| 本体施工者 | 大豊建設 |
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
| 平常時最高水位(常時満水位) | EL 286.00m |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
| 最低水位 | EL 272.00m |
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
|---|---|---|---|
| 洪水吐 | ラジアルゲート | 3門 |
アクセス
手取川第3ダムからのアクセス方法を記載させてもらう。
手取川第3ダムより、国道157号線を福井方面へ走る。
14.64km走ると、国道360号線が右手に分岐する。ここは左折、国道157号線を選ぶ。
この分岐から600mほどの所に右折できる道がある。
ここを右折。
間もなく目の前に手取川第2ダムが現れる。
適当な場所に車を停め見学するとよいだろう。



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