北陸電力(株)が所有する発電専用ダム。
堤高48.6mの重力式コンクリートダムで、クレスト部に焦げ茶色のラジアルゲートが3門装備されている。
この配色と形状は、北陸電力(株)のダムであることを淡々と訴えかけている。
このダムの水は、西勝原第三発電所に運ばれ、最大56m3/sの水量を用いて4.8万kWの電力を生み出している。
もう少しよいアングルからダムを望むことができそうだったが、取材時の体の都合上、そのポジションまで行くことができなかった。
いつか機会を見て再度訪問したいと思う。
ダム湖側より堤体を眺める。
左に発電用の取水設備が見える。
クレスト部の放流設備はラジアルゲートが3門。
発電用の取水口。
西勝原第三発電所に運ばれる。
ダム湖より堤体を眺める。
ゲートのアップ。
ゲートの色はこげ茶色。
北陸電力(株)のカラーリングだ。
取水口の建屋。
スペック
ダム名 | 仏原(ほとけばら)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 九頭竜川/九頭竜川水系 |
所在地 | 福井県大野市仏原 |
位置 | 北緯35度57分17秒 東経136度37分23秒 |
着工年/完成年 | 1965年/1968年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 48.6m |
堤頂長 | 141.0m |
堤体積 | 50,000立方m |
流域面積 | 437.9平方km |
湛水面積 | 29ha |
総貯水容量 | 3,723,000立方m |
有効貯水容量 | 1,522,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 北陸電力(株) |
本体施工者 | 熊谷組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 335.00m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 | EL 328.50m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ラジアルゲート | 3門 |
アクセス
北陸自動車道福井ICより、国道158号線を大野市方面へ走る。
大野市の市街地を抜けると、道はワインディングとなる。
左手に九頭竜川を眺めながら走ると、馬返トンネルにさしかかる。
このトンネルを抜けてからが要注意。
トンネル出口から1kmほどの左手に、北陸電力仏原ダムの看板が現れる。
国道沿いに駐車場らしきものがあるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。
なお、この先に、鷲ダムや九頭竜ダムがあるので、こちらの見学も合わせておすすめする。
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