長野県所有の多目的ダム。
シンプルな重力式コンクリートダムで、すっきりとしたデザインという印象。
洪水調節、上水道用水、発電などの用途で使われ、平成16年には大規模な洪水調節をおこない、下流を救ったらしい。
ダム湖の水は茶色。これが通常の色らしい。
下流より堤体を眺めるが、草木が邪魔だった。
かろうじて撮影された堤体。
天端を眺める。
一般車通行止。
上記の場所より下流を眺める。
下流は右に90度折れ曲がっているのが印象的。
左岸より堤体を眺める。
すっきりとしたデザイン。
天端より直下を眺める。
ここも裾花ダムと同様、水の色が濁っている。
右岸より天端とダム湖を眺める。
下流同様、ダム湖も90度に折れ曲がっている。
ゲート群。
クレストゲートは生憎見えないが、ラジアルゲートが2門。
手前は選択取水設備。
上の場所より、ちょっと引いたアングル。
奥にインクラインが見える。
ダム湖。
こちらも裾花ダム同様、細長い。
上流側からは、堤体が完璧に見える場所はない事が残念。
スペック
ダム名 | 奥裾花(おくすそばな)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 裾花川/信濃川水系 |
所在地 | 長野県長野市鬼無里 |
位置 | 北緯36度43分30秒 東経137度58分00秒 |
着工年/完成年 | 1969年/1979年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/上水道用水/発電 |
堤高 | 59.0m |
堤頂長 | 170.0m |
堤体積 | 152,000立方m |
流域面積 | 65平方km |
湛水面積 | 30ha |
総貯水容量 | 5,400,000立方m |
有効貯水容量 | 3,300,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 長野県 |
本体施工者 | 間組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 871.00m |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 871.00m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | EL 861.00m(6月20日~9月30日) |
最低水位 | EL 856.50m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | ラジアルゲート | W5.5m×H7.7m×2門 | 500m3/s |
常用洪水吐 | ラジアルゲート | W3.6m×H3.6m×1門 | 250m3/s |
利水放流設備 | ハウエルバンガーバルブ | Φ0.38m×1条 | 1.9m3/s |
発電所使用水量 | 奥裾花発電所(長野県) | 4.0m3/s |
アクセス
上信越自動車道須坂長野東ICより、国道403号線を長野市方面、左に走る。
するとすぐに、国道は県道58号線にかわる。
ここはこのまま直進、長野市街へ向けて走る。
長野駅の脇を通り越すとすぐに、中御所という交差点にさしかかる。
この交差点を右折。国道に入る。
しばらく走ると、左手に長野県庁が見えてくる。
県庁から1kmほど走ると、国道406号線との交差点にさしかかる。
この交差点を左折、国号406号線に入る。
道はワインディング気味になる。
先ほどの交差点から6kmほど走ると、裾花ダムの看板が現れる。
時間があるなら、このダムも見学することをおすすめする。
このダムから14kmほど、国道をひた走る。
段々と道は険しくなってくる。
やがて、奥裾花自然園の看板が現れる。
この看板通りに右折。
途中、料金所があるが、ダムに用事があると言えば、無料となる場合があるらしい。
この料金所から1kmほど走ると、左手に奥裾花ダムが見えてくる。
適当に駐車場があるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。
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