中空重力式コンクリートダムでは日本一の高さを誇るダム。
大井川の上流に位置し、車で行くことができる最上流のダムです。
山奥の奥の奥にあるという印象で、たどり着くまで相当時間を要しますが、取材日は平日だというのに、何故か大勢の見物人がいました。
中空重力式コンクリートダム。
普通のコンクリートダムと見かけはなんら変わらない。
下流を見下ろす。
右側の建物は発電所。
減勢工がない??
奥に管理事務所が見える。
堤体より左に林道が続くが通行止め。
右側に駐車場がある。
提体上を見る。
堤体上は県道南アルプス公園線。
畑薙湖。夕方なので水量が少ない。
下流の畑薙第二ダムと揚水発電をしている。
提体上より直下を見下ろす。
本当に減勢工が無い。
ラジアルゲートが4門。
堤体と下流部。
下流部は畑薙第二ダムのダム湖になっている。
スペック
ダム名 | 畑薙第一(はたなぎだいいち)ダム |
ダム型式 | 中空重力式コンクリ-ト |
河川名/水系名 | 大井川/大井川水系 |
所在地 | 静岡県静岡市葵区大字田代字大草利1131-2 |
位置 | 北緯35度19分17秒 東経138度11分00秒 |
着工年/完成年 | 1957年/1962年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 125.0m |
堤頂長 | 292.0m |
堤体積 | 598,000立方m |
流域面積 | 318平方km |
湛水面積 | 251ha |
総貯水容量 | 107,400,000立方m |
有効貯水容量 | 80,000,000立方m |
ダム湖名 | 畑薙湖(はたなぎこ) |
管理 | 中部電力(株) |
本体施工者 | 間組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ラジアルゲート | 4門 | |
発電所使用水量 | 畑薙第一発電所 | 160.0m3/s |
アクセス
東名自動車道静岡ICより、県道を国道1号線方面へ向かう。
1号線を通り過ぎると、国道362号線への道案内があるので、その指示に従う。
市街地を通り過ぎしばらく走ると、県道南アルプス公園線との分岐点にさしかかる。
ここで選択。
低速ワインディングを楽しみたいなら県道方面へ。
高速ワインディングも同時に楽しみたいなら国道を進むことをおすすめする。
国道を選ぶと、低~高速のワインディングが満遍なく繰り返される道が続く。
千頭の市街地で県道77号線に入り、大井川をさかのぼる。
この県道は寸又峡温泉へ向かうが、途中、井川方面へ続く道が現れるので、ここを右折する。
長島ダムを通り過ぎ、しばらく走ると井川ダムの湖畔に出る。
一方、県道を選んだ場合、ひたすら長いワインディングを抜け、トンネルをくぐると井川ダムに到着する。
ここでぜひ井川ダムを見学してもらいたい。
見学を終え、そのまま畑薙方面に向かうと、国道ルートを選んだ道に交流する。
そのままひたすら県道を北上する。
時折見える大井川が美しい。
長い長い1~1.5車線の林道ともとれる様な県道を突き進むと、左手に畑薙第二ダムが見える。
このダムを通り過ぎ、まだまだ続く長い県道を突き進む。
石や猿の攻撃をかわし、疲れ果てた頃に畑薙第一ダムに到着する。
手前にある畑薙第二ダムや井川ダム、長島ダムの見学もあわせてお勧めする。
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