電源開発(株)が所有する発電専用ダム。
上流にある川内川第一発電所(鶴田ダム)の逆調整池の役割と、発電を目的としている。
堤体はオーソドックスな重力式コンクリートダムで、クレスト部にローラーゲートの洪水吐が3門備え付けられている。
発電専用ダムらしく、余計な飾り付けはなく、シンプルなデザイン。
もちろん、電源開発(株)所有である証、水色の配色は施されている。
このダムで取水された水は、直下の川内川第二発電所に導かれ、最大100m3/sの水量を用いて1.5万kWの電力を生み出す。
見学時はゲートより放流していたため、発電はしていなかったのだろうか。
上流には巨大な鶴田ダムがあるが、こちらのダムも味があって面白い。

下流より堤体を眺める。
中央のゲートより放流中。
右に川内川第二発電所が見える。

発電所とダム。
手前の白いゲートは発電所へ導くゲート。

天端を眺める。
こう見えても自動車での通行可能。

左岸に設置してあるインクライン。

天端よりダム湖を眺める。
細長いダム湖。
この先に鶴田ダムがある。

右岸上流より堤体を眺める。
シンプルで飽きが来ないデザイン。

電源開発(株)所有らしい巨大なローラーゲート。
もちろん水色に塗装されている。
スペック
| ダム名 | 川内川第2(せんだいがわだいに)ダム |
| ダム型式 | 重力式コンクリート |
| 河川名/水系名 | 川内川/川内川水系 |
| 所在地 | 鹿児島県薩摩郡さつま町鶴田字木場瀬4894-1 |
| 位置 | 北緯31度57分32秒 東経130度29分57秒 |
| 着工年/完成年 | /1964年 |
| 用途 | 発電 |
| 堤高 | 24.0m |
| 堤頂長 | 106.9m |
| 堤体積 | 17,000立方m |
| 流域面積 | 813.6平方km |
| 湛水面積 | 32ha |
| 総貯水容量 | 2,725,000立方m |
| 有効貯水容量 | 1,322,000立方m |
| ダム湖名 | |
| 管理 | 電源開発(株) |
| 本体施工者 | 梅林建設 |
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
| 平常時最高水位(常時満水位) | EL 58.00m |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
| 最低水位 | EL 53.00m |
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
|---|---|---|---|
| 洪水吐 | ローラーゲート | 3門 |



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