かんがい用水専用のアースダム。
付近に産業廃棄物置き場が多数有り、この水は安全なのかと心配になるダムだ。
堤体の下流部は木々に覆われており、下流からダムを認識することができず、どこから堤体なのか分からない。
洪水吐は自由越流式。堤体のすぐ右側に設置されている。
いたって普通のアースダムだが、こんな立地条件もあるのかと勉強になるダムだ。
天端を眺める。
右側がダム湖、左側が下流だが、下流側は堤体部分にまで大きな木が茂っているので、堤体自体がどうなっているか分からない。
天端よりダム湖を眺める。
大きな木が水没していた。
ということで、最近まで水位は低かった模様。
堤体の右側にある自由越流式の洪水吐。
下流側はスパッと切り込んであった。
右岸横より堤体を眺める。
いたって普通のアースダム。
天端より下流を眺める。
木々が迫っているので、どこからダムなのか分からない。
左岸横より堤体を眺める。
下流側、木々の迫り具合がお分かりだろうか。
堤体のすぐ右に自由越流式の洪水吐がある。
スペック
ダム名 | 井堰上(いせきかみ)ダム |
ダム型式 | アース |
河川名/水系名 | 杉戸川/夷隅川水系 |
所在地 | 千葉県勝浦市杉戸 |
位置 | 北緯35度12分41秒 東経140度15分21秒 |
着工年/完成年 | /1988年 |
用途 | かんがい用水 |
堤高 | 16.0m |
堤頂長 | 80.0m |
堤体積 | 36,000立方m |
流域面積 | 平方km |
湛水面積 | ha |
総貯水容量 | 60,000立方m |
有効貯水容量 | 60,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 杉戸土地改良区 |
本体施工者 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 1門 |
アクセス
館山自動車道市原ICより、国道297号線を勝浦方面に直進。
途中、いくつかトラップがあるが、引っかからずに、そのままず~っと国道297号線を直進。
39kmほど走ると、勝浦市に入る。
ここからが要注意。
勝浦市に入り、一つ目の交差点「佐野」を過ぎると、川を渡る。
川を渡って600mほど走ると、右手にやや大きな道との交差点にさしかかる。
この交差点には信号がないので注意。この交差点を右折、やや大きな道に入る。
300mほど走ると、道は急に狭くなる。
しかし、ひたすら直進。
川を渡り、ちょっとすると、神社に突き当たる。
じつはこれは行き過ぎ。
神社手前に、右に分岐する砂利道がある。
この道を860m進むと井堰上ダムに到着するのだが、普通自動車での訪問はさけた方がよいだろう。
砂利道を多少進むと、駐車スペースがあるので、こちらに車を停め、徒歩での見学をおすすめする。
ただし、この砂利道の先に産業廃棄物置き場があり、大型車が通るので、平日の場合、この場所に車を置くべきではない。
もっと手前の離れた場所に置くのがよいだろう。
キーワードは神社と産業廃棄物置き場だ。
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