ダムカレー発祥の地を訪れてみませんか
どこですか?

本名ダム

福島県

東北電力(株)所有の発電専用ダム。
只見川にある東北電力(株)のダムでは最上流に位置し、これより上流のダムは全て電源開発(株)所有のものとなっている。
堤体は51.5mの重力式コンクリートダムで、クレスト部にローラーゲートを4門装備している。
発電用の取水口も堤体に装備され、3門設置された取水口から、すぐ直下にある本名発電所に送水されている。
本名発電所は、最大260m3/sの水量を用い、7.8万kWの電力を生み出す。
天端が国道252号線となっており、全国でも数少ない天端国道のダムである。
意外と交通量が多いので、天端から写真を撮るには不向きなダムだが、天端脇にちょっとした広場があるのでこちらに車を停めて見学できる。
一般的に、ダムの雰囲気は「落ち着き」を感じるが、このダムに限っては「アクティブ」という感じを受けた。


右岸より堤体を眺める。
全景が写ってなくてごめん。

左岸より堤体を眺める。
手前のゴツゴツした建物は本名発電所。
手前のゲートは発電用、奥のゲートは洪水吐。

天端のアップ。
天端国道らしいが、よく見ると、道の部分は正式な天端ではなく、多少下流に設置されている。

ダム湖を眺める。
この上流に電源開発(株)所有の滝ダムがある。

下流を眺める。
奥の橋はJR只見線。

天端を眺める。
天端は国道252号線になっている。

上流左岸側よりゲート郡を眺める。
手前の低いゲートは発電用、奥のゲートは洪水吐。

発電用ゲートはローラーゲートが3門。
洪水吐用ゲートはローラーゲート4門。
支柱の上が小屋になっているのは冷寒地仕様だ。

発電用取水口。
スクリーンが台形状になっていた。

洪水吐のローラーゲート。

左岸に設置されているインクライン。


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スペック

ダム名本名(ほんな)ダム
ダム型式重力式コンクリート
河川名/水系名只見川/阿賀野川水系
所在地福島県大沼郡金山町本名当子ヶ原
位置北緯37度26分29秒 東経139度29分36秒
着工年/完成年1952年/1954年
用途発電
堤高51.5m
堤頂長200.0m
堤体積126,000立方m
流域面積2,142平方km
湛水面積179ha
総貯水容量25,769,000立方m
有効貯水容量13,472,000立方m
ダム湖名
管理東北電力(株)
本体施工者間組

水位

設計洪水位
洪水時最高水位(サーチャージ水位)
平常時最高水位(常時満水位)EL 317.00m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)
最低水位

放流設備

用途形状サイズ放流能力
洪水吐ローラーゲート4門
発電所使用水量本名発電所(東北電力)260.00m3/s

アクセス

磐越自動車道会津坂下ICより、国道252号線を只見方面へひたすら進む。
只見川に沿って37.29km走ると、本名ダムに到着する。
天端が国道252号線になっているので、見落とすことはないだろう。
天端の右岸、左岸に微妙なスペースがあるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。


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