東北電力(株)所有の発電専用ダム。
色、形とも上流にある本名ダムにそっくりで、東北電力(株)仕様を感じさせる。
放流設備はクレスト部にローラーゲートが5門。発電用取水口も堤体に装備され、6門のゲートを有する。
直下に上田発電所があり、このダムから最大284m3/sの水を取水し、6.39万kWの電力を生み出している。
ダムサイトには、桜、芝生が植えられており、落ち着いた雰囲気になっている。
只見川にある東北電力(株)のダムは、全てこの様な雰囲気である。
豪雪地帯なので、春を感じられるものが少しでも欲しいのであろうか。
よいダムサイト造りだと思う。
下流より堤体を眺める。
クレスト部にローラーゲートが5門。
天端を眺める。
自動車での通行可能。
発電用取水口のゲート郡。
ゲートのひとつが改修工事中。
赤色の予備ゲートが閉められていた。
取水口のスクリーンを掃除するものか。
ダム湖を眺める。
この上流に本名ダムがある。
左岸近くにある謎の物体。
天端より直下を眺める。
ブロック状の減勢工がおしゃれだ。
岸辺のブロックは水面から出ていた。
天端より下流を眺める。
この先に宮下ダムがある。
上流左岸より堤体を眺める。
手前のゲートは発電用取水口のもの。
奥のゲートは洪水吐。
手前に謎の物体が見える。
洪水吐用ゲートのアップ。
ローラーゲートが5門。
一番手前は予備ゲートが降ろされている。
スペック
ダム名 | 上田(うわだ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 只見川/阿賀野川水系 |
所在地 | 福島県大沼郡金山町水沼 |
位置 | 北緯37度28分59秒 東経139度32分15秒 |
着工年/完成年 | 1952年/1954年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 34.0m |
堤頂長 | 283.7m |
堤体積 | 23,000立方m |
流域面積 | 2,402平方km |
湛水面積 | 152ha |
総貯水容量 | 20,500,000立方m |
有効貯水容量 | 4,426,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 東北電力(株) |
本体施工者 | 前田建設工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 281.50m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 5門 | |
発電所使用水量 | 上田発電所(東北電力) | 284.00m3/s |
アクセス
磐越自動車道会津坂下ICより、国道252号線を只見方面へひたすら進む。
只見川に沿って29.72km走ると、右手に上田ダムが見えてくる。
付近の小道を右に曲がると上田ダムに到着する。
天端脇にちょっとしたスペースがあるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。
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