(独)水資源機構所有の多目的ダム。
比較的白いリップラップ、フラップゲートの非常用洪水吐が特徴的。
交通の便が良い所にあるため、観光客も多く見受けられた。
「ダム湖百選」にも認定されているダムである。
下流より堤体を眺める。
比較的白色に近いリップラップと、広い導流部が印象的。
導流部を眺める。
通常のロックフィルダムの導流部よりも、幅が広いことがおわかりだろうか。
同じ位置よりゲートをズーム。
中央に2門のラジアルゲート、その左右にフラップゲートが見える。
減勢工。
他のダムよりも減勢池が長く感じされた。
天端横より下流を眺める。
分かりづらいが、減勢工の先は左に90度折れ曲がっている。
選択取水設備。
洪水吐の導流部を眺める。
とても複雑な造り。
天端を眺める。
徒歩でのみ通行可能。
洪水吐のゲート郡。
手前は、非常用洪水吐のフラップゲート。
銀色に輝いていた。
天端よりダム湖を眺める。
水質維持のために色々な設備が備わっているという。
スペック
ダム名 | 阿木川(あぎがわ)ダム |
ダム型式 | ロックフィル |
河川名/水系名 | 阿木川/木曾川水系 |
所在地 | 岐阜県恵那市東野字山本 |
位置 | 北緯35度25分29秒 東経137度25分48秒 |
着工年/完成年 | 1969年/1990年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水/工業用水 |
堤高 | 101.5m |
堤頂長 | 362.0m |
堤体積 | 4,900,000立方m |
流域面積 | 81.8平方km |
湛水面積 | 158ha |
総貯水容量 | 48,000,000立方m |
有効貯水容量 | 44,000,000立方m |
ダム湖名 | 阿木川湖(あぎがわこ) |
管理 | (独)水資源機構 |
本体施工者 | 大林組・青木建設・大日本土木 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 412.000m |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 412.000m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | EL 400.500m(6月1日~10月15日) |
最低水位 | EL 363.000m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | フラップゲート | W18.0m×H3.3m×2門 | 700m3/s |
常用洪水吐 | ラジアルゲート | W8.2m×H9.925m×2門 | 1,030m3/s |
常用洪水吐 | 高圧ラジアルゲート | W5.0m×H5.0m×1門 | 340.0m3/s |
常用洪水吐(予備ゲート) | 高圧ローラーゲート | W5.0m×H8.23m×1門 | 340.0m3/s |
常用洪水吐 | 高圧スライドゲート | W1.25m×H1.6m×1門 | 61.2m3/s |
常用洪水吐 | フィクストコーンバルブ | Φ0.6m×1条 | 8.4m3/s |
常用洪水吐 | リングホロアーバルブ | Φ0.6m×1条 | 8.4m3/s |
発電所使用水量 | 阿木川発電所(水資源機構) | 4.7m3/s |
アクセス
中央自動車道恵那ICを出て右折、1.5kmほど走ると、大井町という交差点にさしかかる。
この交差点を右折、恵那市役所の脇を通り国道257号線方面へ向かう。
600mほど走ると、道は自動的に国道257号線になる。
かまわずそのまま直進。
3.5kmほど走ると右手に阿木川ダムが見えてくる。
駐車場があるので、そこに車を停めて見学するとよいだろう。
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