1999年に竣工された、まだ新しい、傾斜コア型ロックフィルダム。
長野県所有の多目的ダムで、洪水調節、不特定用水、上水道用水の目的を有する。
ダム湖はとても小さく、小規模生活ダム事業に該当する物件だということが頷ける。
上水道用水として使用されているが、ダム湖の水はとても汚かった。
何らかの対策を施してほしいものだ。

下流より堤体を眺める。
まだ新しいダムなので、とても美しい。

下流より堤体を眺める。
手前が立入禁止で、ここまでしか近づけなかった。

ダム湖を眺める。
とても小さなダム湖だった。

天端より下流を眺める。
奥に導流部が見える。

奥から、取水設備とインクラインと常用洪水と非常用洪水吐。
各洪水吐は自由越流式。

洪水吐からの導流部。
まだ新しいダムなので、コンクリートの白さが眩しい。

自由越流式の洪水吐。
奥より水がわき出ている。
これが、常用洪水吐。

洪水吐と堤体。
右奥に管理事務所が見える。

天端を眺める。
綺麗な天端だった。
一般車通行止めに様子。

天端より減勢工を眺める。

このダム湖に唯一流入している河川。

上流より堤体を眺める。
ダム湖の小ささが分かる。
スペック
ダム名 | 金原(かなばら)ダム |
ダム型式 | 傾斜コア型ロックフィル |
河川名/水系名 | 金原川/信濃川水系 |
所在地 | 長野県東御市大字和字菖蒲平 |
位置 | 北緯36度24分30秒 東経138度20分55秒 |
着工年/完成年 | 1988年/1999年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水 |
堤高 | 36.5m |
堤頂長 | 224.0m |
堤体積 | 470,000立方m |
流域面積 | 3.2平方km |
湛水面積 | 3ha |
総貯水容量 | 388,000立方m |
有効貯水容量 | 277,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 長野県 |
本体施工者 | 大林組・東急建設・東信土建 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
非常用洪水吐 | 自由越流式 | 1門 | |
常用洪水吐 | スライドゲート | 3門 | |
常用洪水吐 | ジェットフローゲート | 1門 |
アクセス
上信越自動車道東部湯の丸IC出口を左折、500mほど走るとT字路にさしかかる。
この交差点を左折、県道4号線に入り、菅平方面へ向かう。
3kmほど走ると、金原ダムの看板が現れる。
この看板通りに右折、しばらく走る。
2kmほど走ると、金原ダムの小さな看板が現れる。
本当に小さいので注意して欲しい。
この看板通りに左折、1.5kmほど走ると金原ダムに到着する。
駐車場があるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。
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