静内川最下流にある、北海道電力が所有する発電専用ダム。
堤高30.5mの重力式コンクリートダムで、クレスト部に3門のラジアルゲートを装備している。
すぐ上流にある静内ダムの水を利用した静内発電所の逆調整池としての機能を果たし、均一な流量を下流河川に流す役割をしている。
また、直下には双川発電所を装備しており、最大73m3/sの水を利用して7,300kWの発電をおこなっている。
放流設備は濃い茶色に塗装され、北海道電力所有であることを主張している。
堤体はスペックほど高く見えず、もしかすると堰かもしれないと思うほどだ。
堤体には近づくとはできず、遠くから眺めるしかない。
下流からも見ることができるらしいが、河川に降りねばならなかったため、この取材ではそのアングルからの写真は写していない。
上流より堤体を眺める。
洪水吐はラジアルゲートが3門。
右に発電用の取水口が見える。
右岸側下流より堤体を眺める。
よく見えない。
発電所へ続く道。
当然の事ながら立入禁止。
スペック
ダム名 | 双川(ふたかわ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 静内川/静内川水系 |
所在地 | 北海道日高郡新ひだか町静内 |
位置 | 北緯42度25分04秒 東経142度32分46秒 |
着工年/完成年 | 1976年/1979年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 30.5m |
堤頂長 | 110.0m |
堤体積 | 37,000立方m |
流域面積 | 878.4平方km |
湛水面積 | 25ha |
総貯水容量 | 1,620,000立方m |
有効貯水容量 | 1,200,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 北海道電力(株) |
本体施工者 | 前田建設工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ラジアルゲート | 3門 |
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