北海道電力が所有する発電専用ダム。
北海道電力所有ダムとしては珍しく国道沿いにあり、天端こそ立入禁止だが、堤体を思う存分見学することができる。
堤高33mの重力式コンクリートダムで、1958年の完成。
クレスト部に3門装備されており、ゲートは北海道電力カラーの濃いめの茶色に塗装されている。
堤体は年代の割には綺麗な色をしているため、多分、何かしらのリニューアル工事がおこなわれたものだと思われる。
このダムからは最大27.5m3/sの水が取水され、下流の岩知志発電所にて13,500kWの電力を生み出している。
下流より堤体を眺める。
新しそうな堤体だが1958年完成。
ゲートのアップ。
余水吐としてラジアルゲートが3門。
左岸側だけが微妙に形状が異なる。
減勢工は水平水叩き式。
上流より堤体を眺める。
こちら側から見ると古そうな堤体。
ゲートのアップ。
こちらの塗装は黒だ。
左岸に設置されている発電用の取水口。
最大27.5m3/sの水が取水される。
堤体と取水口。
右岸よりゲート群を眺める。
ダム湖の様子。
右に発電用の取水口が見える。
右岸下流側より堤体を眺める。
ゲートピアのアップ。
下流の様子。
スペック
ダム名 | 岩知志(いわちし)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 沙流川/沙流川水系 |
所在地 | 北海道沙流郡日高町字富岡 |
位置 | 北緯42度47分47秒 東経142度23分48秒 |
着工年/完成年 | 1956年/1958年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 33.0m |
堤頂長 | 92.2m |
堤体積 | 29,000立方m |
流域面積 | 644平方km |
湛水面積 | 45ha |
総貯水容量 | 5,040,000立方m |
有効貯水容量 | 560,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 北海道電力(株) |
本体施工者 | 飛島建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
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洪水吐 | ラジアルゲート | 3門 |
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