北海道が所有する多目的ダム。
洪水調節の他、上水道用水の確保を目的としている。
上水道は0.448m3/sの量が取水され、函館市に供給されている。
函館市により1960年に完成したダムだが、治水機能を持たせるべく1984年に改造され、堤高を21.9m嵩上げし現在の姿になった。
天端は残念ながら立入禁止だが、下流側は副ダム直下まで行ける。
また、このダムへの道中にある公園には、北海道のダムのミニチュアを飾った公園があるので、ぜひ足を運んでいただきたい。
(天端から撮影した写真がありますが、テレビ番組「ブギウギ専務」ロケ時に撮影したものです)
下流より堤体を眺める。
非常用洪水吐は自由越流式で2門。
クレスト部・オリフィス部・コンジット部それぞれにゲートを有する。
下流河川内から堤体を眺めることができる。
天端を眺める。
残念ながら立入禁止。
ゲートのアップ。
オリフィス・コンジットゲートの予備ゲートが見える。
天端より直下を眺める。
減勢池内に塀が立っているのが珍しい。
減勢池右側に、植物で作った何かの模様があった。
北海道のマーク?
右岸に設置されている取水塔。
天端よりダム湖を眺める。
ダム管理所。
スペック
ダム名 | 新中野(しんなかの)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 亀田川/亀田川水系 |
所在地 | 北海道函館市亀田大森町1 |
位置 | 北緯41度52分13秒 東経140度47分09秒 |
着工年/完成年 | 1956年/1960年 |
用途 | 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/上水道用水 |
堤高 | 74.9m |
堤頂長 | 248.0m |
堤体積 | 256,000立方m |
流域面積 | 17.5平方km |
湛水面積 | 18ha |
総貯水容量 | 3,340,000立方m |
有効貯水容量 | 2,820,000立方m |
ダム湖名 | なかの湖(なかのこ) |
管理 | 北海道 |
本体施工者 |
水位
設計洪水位 | EL 269.600m |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | EL 267.300m |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 261.200m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | EL 255.000m |
最低水位 | EL 242.700m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
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非常用洪水吐 | 自由越流式 | 2門 | |
常用洪水吐 | 自然調節式 | 1門 | |
常用洪水吐 | 自然調節式 | 1門 |
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