北海道電力(株)が所有する発電専用ダム。
このダムから最大1.307m3/sの水が取水され、約3.5kmほど離れた、磯谷川という異なる水系にある磯谷川第一発電所にて、最大2,400kWの電力を生み出している。
堤体は堤高24.5mの重力式コンクリートダムで、1932年の完成。
かれこれもう90年ほど経つ古い堤体で、その貫録を漂わせていた。
堤体直前に柵が張られているため、残念ながら堤体に近づくことはできない。
できれば、もう少し近くで見てみたいものである。
ダムのそばまで近づけるが、残念ながら立入禁止。
柵越しに堤体を眺める。
黒ずんでおり貫禄のある堤体。
余水吐のアップ。
微妙に放流していた。
ダム湖は非常に小さい。
スペック
ダム名 | 常路川(ところがわ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 常路川/常路川水系 |
所在地 | 北海道茅部郡鹿部町字大岩道有林 |
位置 | 北緯41度58分18秒 東経140度49分30秒 |
着工年/完成年 | /1932年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 24.5m |
堤頂長 | 57.9m |
堤体積 | 12,000立方m |
流域面積 | 13.7平方km |
湛水面積 | 1ha |
総貯水容量 | 79,000立方m |
有効貯水容量 | 78,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 北海道電力(株) |
本体施工者 | 竹内組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 2門 | |
発電所使用水量 | 磯谷川第一発電所(北海道電力) | 2,400kW |
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