北海道電力が所有する発電専用ダム。
堤高35.7mの重力式コンクリートダムということだが、その姿は道路通行止のため拝むことはできなかった。
ネットに転がっている写真を参考にすると、クレスト部に余水吐としてローラーゲートを4門装備しているらしい。
発電用ダムだが、このダムが形成する宇津内湖には発電用の取水口が無い。
すぐ隣にある、雨竜第一ダムおよび雨竜土堰堤ダムが形成する朱鞠内湖(しゅまりないこ)と導水管でつながれており、そちらの取水口を利用して発電するという仕組みだ。
雨竜第二ダムの宇津内湖は、いわば補助的な貯水池という役割である。
このダムへ続く道は、残り500mの所で通行止となっていた。
突発的なものか恒久的なものかはわからないが、いずれ解放されることを期待してやまない。
もし、先を歩いて行くことを考えるのなら、ヒグマ対策を十分おこなってから訪問してもらいたい。
「危ない」看板によると、この先500mの地点にダムがあるとのこと。
ワクワク♪
しかしながらその先は、重厚なゲートで塞がれていた。
このゲート、じつはこんなにデカい。
小生が小人の様だ。
ゲートの先を撮影。
500mとのことなので歩いて行こうと思ったが、夕暮れ、雨模様、ヒグマ出没エリアということであきらめた。
スペック
ダム名 | 雨竜第二(うりゅうだいに)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 宇津内川/石狩川水系 |
所在地 | 北海道雨竜郡幌加内町字宇津内 |
位置 | 北緯44度19分01秒 東経142度09分26秒 |
着工年/完成年 | 1939年/1943年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 35.7m |
堤頂長 | 230.0m |
堤体積 | 93,000立方m |
流域面積 | 109.7平方km |
湛水面積 | 177ha |
総貯水容量 | 21,589,000立方m |
有効貯水容量 | 11,358,000立方m |
ダム湖名 | 宇津内湖(うつないこ) |
管理 | 北海道電力(株) |
本体施工者 | 飛島建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | ローラーゲート | 4門 |
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