金峰ダム | ダムマニア

鹿児島県が所有するかんがい用水専用ダム。
それにしては大規模で、美しいロックフィルの堤体である。
2003年に完成したダムだが、いまだに新しさを感じ、かれこれ10年も経過しているダムだとは思えないほど。
このダムで取水された水は、下流の金峰町の田畑に運ばれ、かんがい用水として使用されるのはもちろんのこと、新茶の防霜や桜島の火山灰対策にも使用されているとのこと。
大変美しいダムなので、近隣にお立ち寄りの際はぜひ見学していただきたい。

右岸上部より堤体を眺める。
白く美しい堤体。

上部より堤体を眺める。
左奥に洪水吐が見える。

自由越流式の洪水吐。

洪水吐を裏側から望む。
コンクリートの白さがまぶしい。

洪水吐からの導流部。
それほど凝ったデザインではないが、これはこれで美しい。

下流正面より堤体を眺める。
手前左側に常用・利水用の放流設備がある。

右の水路は洪水吐からのもの。
左の水路は利水用からのもの。

左の水路の奥を眺める。
何か色々ありそう。

天端を眺める。

右岸に設置されている取水設備。

天端よりダム湖を眺める。
左に取水設備、右に洪水吐が見える。

天端より下流を眺める。

ダム湖左岸より堤体を眺める。
手前に洪水吐が見える。

スペック

ダム名	金峰（きんぽう）ダム
ダム型式	ロックフィル
河川名／水系名	長谷川／万之瀬川水系
所在地	鹿児島県南さつま市金峰町大坂
位置	北緯31度27分13秒　東経130度23分55秒
着工年／完成年	1987年／2003年
用途	かんがい用水
堤高	57.9m
堤頂長	230.0m
堤体積	732,000立方m
流域面積	13.9平方km
湛水面積	15ha
総貯水容量	2,570,000立方m
有効貯水容量	2,290,000立方m
ダム湖名
管理	鹿児島県
本体施工者	飛島建設・植村組・久保工務店

水位

設計洪水位	EL 131.40m
洪水時最高水位（サーチャージ水位）	–
平常時最高水位（常時満水位）	EL 129.00m
洪水貯留準備水位（洪水期制限水位）	–
最低水位	EL 102.00m