JR東日本が所有する発電専用ダム。
このダムで発電された電気を使って首都圏の鉄道は動いている。
堤体は堤高27.5mのアースダムで、直下に小千谷発電所が隣接している。
このダムの水は約25kmほど上流にある宮中取水ダムから運ばれたもの。
宮中取水ダムで取水された水はいくつかの発電所と浅河原調整池ダムを通り、ここに運ばれる。
このダムの直下にある小千谷発電所で最後の仕事を終えた水は、再び信濃川に戻される。
ダムとしてはそれほど魅力的ではないが、発電用の取水口構造が非常に複雑で興味を引く。
一度ではとうてい理解できない仕組みなので、何度か足を運び学んでみたい。

ダム湖側より定つ愛を眺める。
堤頂長が926.6mもある。

上記写真の右側に写っている構造物。
サイフォン式の余水吐らしい。

そのの右には、堰堤で区切られた上部水槽がある。
上部水槽から貯水池に水が流入していた。

結構な勢いで流入していた。
この水は、元をただせば宮中取水ダムから取水された水。

上部水槽の様子。

上部水槽にある発電用の取水設備。
とても長いスクリーンだった。
スペック
| ダム名 | 山本調整池(やまもとちょうせいち)ダム |
| ダム型式 | ゾーン型アース |
| 河川名/水系名 | 信濃川/信濃川水系 |
| 所在地 | 新潟県小千谷市大字山本地内 |
| 位置 | 北緯37度17分29秒 東経138度48分01秒 |
| 着工年/完成年 | 1943年/1954年 |
| 用途 | 発電 |
| 堤高 | 27.5m |
| 堤頂長 | 926.6m |
| 堤体積 | 立方m |
| 流域面積 | 平方km |
| 湛水面積 | 16ha |
| 総貯水容量 | 1,071,000立方m |
| 有効貯水容量 | 1,032,000立方m |
| ダム湖名 | |
| 管理 | 東日本旅客鉄道(株) |
| 本体施工者 |
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
| 平常時最高水位(常時満水位) | |
| 洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
| 最低水位 |
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
|---|---|---|---|
| 余水吐 | |||
| 発電所使用水量 | 小千谷発電所(JR東日本) | 300.00m3/s |



コメント
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