金武町が管理する上水道用水専用ダム。
堤高25mの無難な重力式コンクリートダムで、これと言って目立った特徴は無い。
しかしながら、それが特徴とでも言えるだろうか。
放流設備はクレスト部に自由越流式のものが1門。
それ以外は特に見当たらなかった。
天端には手動式のバルブが2つ設置されていた。
実はこのダム、本来は立入禁止で、堤体の姿を眺めることもできない。
しかし、幸いなことに、訪問時、管理のかたがいらっしゃったため、見せていただけることになった。

左岸より堤体を眺める。
クレスト部に自由越流式の放流設備が1門と、非常にシンプルな造り。

クレストゲートを眺める。

天端を眺める。

天端に設置してある手動バルブ。

天端に設置してあるもう一つの手動バルブ。

天端より直下を眺める。
下流の河川はとても細い。
沖縄は、こんな細い河川にも上水道用のダムを設置するほど水不足なのだ。

ダム湖の様子。
スペック
ダム名 | 屋嘉(やか)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 前田川/前田川水系 |
所在地 | 沖縄県国頭郡金武町字屋嘉2018 |
位置 | 北緯26度27分13秒 東経127度50分39秒 |
着工年/完成年 | 1980年/1982年 |
用途 | 上水道用水 |
堤高 | 25.0m |
堤頂長 | 160.0m |
堤体積 | 20,000立方m |
流域面積 | 0.5平方km |
湛水面積 | ha |
総貯水容量 | 83,000立方m |
有効貯水容量 | 60,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 金武町 |
本体施工者 | 大林組・球建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | 自由越流式 | 1門 |
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