阿井川ダム

中国電力（株）が所有する発電専用ダム。
1942年完成ということで、その歴史は古い。
堤体は、堤高21.7mの重力式コンクリートダム。
ゲート部分が持ち上がった、昔に造られた発電専用ダムでよく見かける形をしている。
クレスト部にはローラーゲートによく似たストニーゲートが2門。
ねずみ色に塗装された横長のゲートが、発電専用だという印象を強くする。
天端から直下を見下ろすと、ローラーバケット式の減勢工が見える。
ローラーバケット式は、水の流れに逆向きの水流を作り、減勢するという仕組みだ。
このダムから取水された水は、約3km下流にある北原発電所へ運ばれ、最大25.0m3/sの水量を用いて15,600kWの電力を生み出している。

下流より堤体を眺める。
ゲート部の天端が盛り上がった構造は発電専用ダムの匂いを放つ。

天端を眺める。
昔ながらの発電専用堤体に多い造り。

上流より堤体を眺める。
放流設備はローラーゲートによく似たストニーゲートが2門。

手前のアーチは、コンクリートを節約するために、この様な構造にしたのだろうか。

減勢工を眺める。
ローラーバケット式。

放流設備のストニーゲート。
ローラーゲートと何が違うのだろうか。

天端より直下を眺める。

導流部の中ほどに穴が開いていた。
ここからも放流するらしい。

下流の様子。

ダム湖の様子。

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スペック

水位

放流設備