ダムカレー発祥の地を訪れてみませんか
どこですか?

大内ダム

福島県

電源開発(株)所有の発電専用ダム。
このダムは揚水発電をしていて、下郷発電所の上部ダムにあたる。
下部ダムは、国土交通省の大川ダムだ。
下郷発電所では、最大314m3/sの水を利用し、100万kwの発電をおこなっている。
型式はロックフィルダムだが、堤体は芝に覆われていて、巨大なアースダムに見える。
堤体下流部の形は均一ではなく、凹凸がある複雑な形をしている。
下から見上げるとなだらかな丘の様に見え、一目でこれがダムだとわかる人は少ないのではないだろうか。
個人的には、神奈川県の三保ダムに匹敵する美しさだと思っている。
放流設備としては、自由越流式の洪水吐を備え、導流部はトンネル構造になっている。
ダムサイトも綺麗に整備されており、所々に案内板や駐車場などがある。
電源開発(株)のダムらしく、丁寧に整備されていて、見栄えも美しい。
良く晴れた日に、ゆっくりと散歩をしたくなるダムである。


下流から堤体を眺める。
緑が美しいロックフィルダム。
凸凹しているのが特徴的。
この堤体、美しくありませんか?

右岸より堤体を眺める。
撮影時間は、原発が止まっている、暑い8月の14時頃。
発電の真っ最中で、水位がだいぶ下がっていた。

自由越流式の洪水吐と堤体。
洪水吐は右岸に設置されていた。

洪水吐を眺める。
反対側はトンネルになっている。

左岸より洪水吐を眺める。
規模の割には小さな洪水吐。176m3/sしか流せないらしい。
緊急時には発電してしまうため、この規模の放流設備でよいのだろうか。

ダム湖の様子。

左岸に設置されている発電用取水口。
細部は良く見えなかった。

天端を眺める。
自動車での通行可能。
ダム湖を周回することができる。

天端と堤体下流部。
下流部は芝生で覆われ、変な形をしている。

天端より下流を眺める。
なだらかな傾斜、そして青々とした芝生・・・
滑ってみたい衝動に駆られる。

下流より堤体とトンネル導流部の吐口を眺める。
左下に見えるのが吐口。

吐口のアップ。
残念ながら近づく事ができなかった。


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スペック

ダム名大内(おおうち)ダム
ダム型式ロックフィル
河川名/水系名小野川/阿賀野川水系
所在地福島県南会津郡下郷町大字大内字六石山1441
位置北緯37度20分34秒 東経139度52分20秒
着工年/完成年1974年/1991年
用途発電
堤高102.0m
堤頂長340.0m
堤体積4,459,000立方m
流域面積3.7平方km
湛水面積70ha
総貯水容量18,500,000立方m
有効貯水容量16,000,000立方m
ダム湖名大内調整池(おおうちちょうせいち)
管理電源開発(株)
本体施工者間組・日本国土開発

水位

設計洪水位
洪水時最高水位(サーチャージ水位)
平常時最高水位(常時満水位)EL 792.00m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位)
最低水位EL 762.00m

放流設備

用途形状サイズ放流能力
洪水吐自由越流式1門176m3/s
発電所使用水量下郷発電所(電源開発)314m3/s

アクセス

磐越自動車会津若松ICより、国道121号線を会津若松市街方面に向かう。
するとすぐに、国道49号線にさしかかるので、ここを左折。
線路を潜るとすぐに、国道118号線が右手に別れるので、ここは国道118号線を選ぶ。
会津若松駅前を通り越し、そのまま国道118号線沿いに進む。
22kmほど走ると、左手に大川ダムが見えてくる。
このダムは、目的地、大内ダムの下部ダムにあたる。
時間があるなら、このダムの見学をおすすめする。
大川ダムが見えてから5.5kmほど走ると、県道329号線との交差点にさしかかる。
国道118号線と国道121号線が分離した直後の場所だ。
ここは県道329号線を選択、右折するかたちになる。
そのまま道なりに走れば大内ダムに到着するが、4.34kmほどの場所に分岐がある。
県道329号線は左のルートとなるが、道なり的には右。
右の県道131号線を選択。
しばらく走ると、左手に大内ダムが見えてくる。
天端を渡った所に駐車場があるので、こちらに車を停めて見学するとよいだろう。


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