阿賀野川本流の最下流に位置する重力式コンクリートダム。
本流を堰き止めているだけあって、ゲート数も15門と非常に多い。
このダムの上流には、鹿瀬ダムや豊実ダムがあるが、いづれも似たようなデザインのダム。
ただ、最下流ということで、このダムは放流している確率が高いのではないだろうか。
阿賀野川本流のダムを見るなら、個人的にはこのダムをお勧めしたい。
堤体横より撮影。
ローラーゲートが15門並ぶ。
下流より堤体を望む。
大きなローラーゲートだった。
天端を望む。
車での通行もできる。
発電用の取水口。
上流より堤体を眺める。
ゲートいっぱいに水位を保っていた。
堤体付近よりダム湖を望む。
ダム湖というより阿賀野川と言う方が良いだろうか。
天端より直下を眺める。
減勢工により水が跳ね上がっていた。
堤体横より撮影。
水の跳ね上がりが分かるだろうか。
下流より堤体を望む。
堤高19mだが大迫力。
ダム湖より堤体を眺める。
水没しているみたいだった。
スペック
ダム名 | 揚川(あげかわ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 阿賀野川/阿賀野川水系 |
所在地 | 新潟県東蒲原郡阿賀町谷沢字新瀬 |
位置 | 北緯37度41分37秒 東経139度23分14秒 |
着工年/完成年 | 1961年/1963年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 19.0m |
堤頂長 | 316.2m |
堤体積 | 90,000立方m |
流域面積 | 6,728平方km |
湛水面積 | 207ha |
総貯水容量 | 13,748,000立方m |
有効貯水容量 | 5,039,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 東北電力(株) |
本体施工者 | 前田建設工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 15門 |
アクセス
磐越自動車道三川ICが最寄りのインターチェンジだが、ここはあえて津川ICから紹介させてもらう。
ICを下り、国道49号線を新潟方面へ走る。
1.5kmほどで津川トンネルに入り、麒麟橋にて阿賀野川を渡る。
道は阿賀野川沿いを走る。
阿賀野川と言っても、実際は揚川ダムのダム湖である。
6kmほど阿賀野川と共に走ると、揚川トンネルが現れる。
トンネルの手前に、左に分岐する道があるので、こちらを選択する。
道はダムの横を通り、ダム管理事務所に到着する。
あとは、その道を下るなり、左に曲がるなりすれば、堤体や堤体正面に到着する。
駐車場はないが、駐車スペースは色々な場所にあるので、様々な角度からダムを見学すると良いだろう。
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