阿賀野川の支流、実川にある発電専用の重力式コンクリートダム。
近辺にある、豊実ダムとは全く異なる姿で、こちらのダムは小ぶり。
また、天端全てから自由越流できるようになっている。
洪水時、越流する姿を想像すると、無性に見てみたくなるダムだ。

上流より堤体を望む。
常用洪水吐はローラーゲート1門。
非常用洪水吐は自由越流式で、堤体を乗り越える。

常用洪水吐のゲートの左に、発電用の取水口が見える。

天端を望む。
取って付けた様な天端だった。
もちろん徒歩のみ通行可能。

下流より堤体を望む。
草木が邪魔でベストショットが撮れなかった。

天端より上流を望む。
ダム湖は存在しないようだ。

上流より堤体を望む。
手前の階段状のものは何だろうか。→魚道
スペック
ダム名 | 小荒(こあら)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 実川/阿賀野川水系 |
所在地 | 新潟県東蒲原郡阿賀町豊実 |
位置 | 北緯37度44分34秒 東経139度35分45秒 |
着工年/完成年 | /1923年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 19.2m |
堤頂長 | 24.2m |
堤体積 | 5,000立方m |
流域面積 | 100.1平方km |
湛水面積 | ha |
総貯水容量 | 立方m |
有効貯水容量 | 立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 東北自然エネルギー(株) |
本体施工者 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | 自由越流式 | 1門 | |
洪水吐 | ローラーゲート | 1門 |
アクセス
磐越自動車道津川ICが最寄りのインターチェンジ。
ICを下り、国道459号線を走る。
6kmほど走ると、鹿瀬大橋にて阿賀野川を渡る。
この橋から4kmほどの所に鹿瀬ダムがあるので、こちらの見学を合わせてお勧めする。
この揚川ダムから先は、阿賀野川に沿って走る。
月名のついたトンネルや橋を越え、10kmほど走ると左手に分岐する小さな小道が現れる。
磐越西線の日出谷駅が見えてからが要注意だ。
その駅から2kmほどの所となる。
その小道に進路を変え、山間部に突入する。
集落を越えると道はやがてダートコースになるが、かまわず直進する。
5kmほど走ると、左手にダム管理事務所(といっても小屋の様相)が見えてくる。
ここが小荒ダムである。
駐車場的なスペースもあるので、ここに車を停めるべし。
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