新潟県企業局が所有する発電専用ダム。
堤高41.5mの発電専用ダムで、クレスト部に1門のローラーゲートを装備している。
このダムが建設された当時の新潟県は、電気を売って裕福になるという方針のもと、次々に水力発電所が建設された。
このダムもその一つである。
ダム直下に胎内第2発電所があり、最大15m3/sの水量を利用し、3,600kWの電力を生み出している。
天端はゲート設置部分が湾曲しており、この世代の発電専用ダムに多い形をしている。
ゲートは緑色に塗られているが、間違いなく新潟県営のダムである。
下流より堤体を眺める。
小ぶりな発電専用ダム。
ダムと減勢部。
副ダムは無い。
ゲートのアップ。
ローラーゲートだが、よく見ると流木を流すための小さなゲートが内蔵されている。
右岸より堤体を眺める。
手前に見える建物は胎内第2発電所。
発電用取水口の母屋と洪水吐。
ローラーゲートの支柱は上部が無い簡略化されたもの。
上部より堤体を眺める。
ダム湖の様子。
非常に小さく、ひっそりとしていた。
スペック
ダム名 | 胎内第2(たいないだいに)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 胎内川/胎内川水系 |
所在地 | 新潟県胎内市下荒沢 |
位置 | 北緯38度00分22秒 東経139度30分45秒 |
着工年/完成年 | 1957年/1959年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 41.5m |
堤頂長 | 90.0m |
堤体積 | 34,000立方m |
流域面積 | 88.3平方km |
湛水面積 | 23ha |
総貯水容量 | 2,850,000立方m |
有効貯水容量 | 1,780,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 新潟県 |
本体施工者 | 清水建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 1門 | |
発電所使用水量 | 胎内第2発電所(新潟県) | 15m3/s |
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