電源開発(株)所有の発電専用ダム。
堤高46mの重力式コンクリートダムで、右岸には滝発電所が併設されている。
放流設備はクレスト部にローラーゲートが4門。
ゲート支柱は鉄骨むき出しのシンプルな造り。
只見川では、電源開発(株)の最下流ダムとなり、これより下流は東北電力(株)のダムがひしめきあっている。
上流にある只見ダムや田子倉ダムと異なり、見せることを意識した造りではないので、 駐車場も無く、見学ビューポイントも少ない。
綺麗な芝生や、桜や植えてあるので、もう少しだけ開放して頂きたいダムである。

下流左岸側より堤体を眺める。
放流設備はクレスト部にローラーゲートが4門。
手前の建物は滝発電所。

ゲートのアップ。
ゲート支柱は鉄骨むき出し。
左のゲートは発電用のもの。

滝発電所。
最大300m3/sの水を用い、9.2万kWの電力を生み出している。

下流正面より堤体を眺めるが、木が邪魔だった。
スペック
ダム名 | 滝(たき)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 只見川/阿賀野川水系 |
所在地 | 福島県大沼郡金山町田沢 |
位置 | 北緯37度23分13秒 東経139度23分03秒 |
着工年/完成年 | 1959年/1961年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 46.0m |
堤頂長 | 264.0m |
堤体積 | 121,000立方m |
流域面積 | 1,978.8平方km |
湛水面積 | 230ha |
総貯水容量 | 27,000,000立方m |
有効貯水容量 | 10,300,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 電源開発(株) |
本体施工者 | 前田建設工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 354.00m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 4門 | |
発電所使用水量 | 滝発電所(電源開発) | 300.00m3/s |
アクセス
磐越自動車道会津坂下ICより、国道252号線を只見方面へひたすら進む。
本名ダムを越えてからが要注意。
只見川沿いに14.22km走ると、左手に滝ダムが見えてくる。
トンネルやスノーシェッドの間にあるので、見落とさないようにして頂きたい。
駐車場はないが、トンネルとスノーシェッドの間にちょっとしたスペースがあるので、こちらに車を停めて見学すると良いだろう。
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