天竜川にかかる、下流から2番目に位置するダム。
堤高が89mとのことだが、外見は20mほどにしか見えない。
堤体の半分以上が水没しているのである。
デザインは、電源開発(株)らしく、巨大なローラーゲートを8門装備している。
下流正面より堤体を眺める。
堤高89.0m。
半分以上水没している。
堤体手前の赤いものは吊橋。
巨大なローラーゲートが8門。
左右のゲートは多少小さくなっている。
排砂ゲートの役割を果たしているという。
ずらっと並ぶ発電用の取水口。
秋葉第一・秋葉第三発電所に導かれる。
天端とゲートを眺める。
天端は一般道になっている。
一番端のゲートの下流側。
他のゲートより一段高い位置に減勢工がある。
下流横より堤体を眺める。
ゲート支柱横にダム名が書かれているデザインは、佐久間ダム・船明ダムと一緒。
下流を眺める。
手前の建物は秋葉第三発電所。
天端よりダム湖を眺める。
スペック
ダム名 | 秋葉(あきは)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 天竜川/天竜川水系 |
所在地 | 静岡県浜松市天竜区龍山町戸倉字時並435-9 |
位置 | 北緯34度58分20秒 東経137度49分42秒 |
着工年/完成年 | 1954年/1958年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 89.0m |
堤頂長 | 273.4m |
堤体積 | 515,000立方m |
流域面積 | 4,490平方km |
湛水面積 | 190ha |
総貯水容量 | 34,703,000立方m |
有効貯水容量 | 7,750,000立方m |
ダム湖名 | 秋葉湖 (あきはこ) |
管理 | 電源開発(株) |
本体施工者 | 熊谷組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 8門 |
アクセス
東名自動車道浜松ICより、県道45号線を北上、天竜市に向かう。
12kmほど走ると、「鹿島坂下」という交差点で国道152号線・362号線の合体国道にぶつかる。
この交差点を右折、すぐに天竜川を渡る。
川を渡り終え、しばらく走ると、「双竜橋」という交差点で国道は左折する。
ここは国道とともに左折。
この交差点から2kmほど走ると、国道152号線と国道362号線が分岐する。
ここは国道152号線を選択、交差点を左折するかたちになる。
この分岐から3kmほど走ると、左手に船明ダム入口の交差点が見える。
佐久間ダム見学の前に、ぜひこのダムの見学をしてもらいたい。
同じ会社のダムなので、デザインに共通点を見いだせるだろう。
船明ダムを通り過ぎ、天竜川とともに国道をしばらく走る。
10kmほど走ると、右手に秋葉ダムが見えてくる。
トンネルの手前に、ダムに通じる道があるのでそのを右折する。
あとは、ダムに向かって突き進めばよい。
堤体の脇に駐車場があるので、ここに車をとめて見学すればよいだろう。
歩行者のみ通行できる吊り橋が、ダム直下にかかっているので、この橋を渡るべし。
また、このダムの上流には佐久間ダムがある。
こちらの見学もあわせておすすめする。
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