中部電力（株）所有の発電専用ダム。
大井川の水がこのダムに導流されている。
クレストゲートは、真紅のローラーゲートが2門。
取材日は、左側のゲートから放流していた。
ダム湖を眺めると、だいぶ堆砂が進んでいることが伺えた。
堤体に直に通じる階段は立入禁止だが、迂回するルートがあり、こちらを通れば堤体直下まで行くことができる。
このルートには、立入禁止とは書いてないため、安心してダムを堪能することができる。
下流側より堤体を眺める。
クレスト部に真紅のローラーゲートが2門。
堤体とダム湖。
堤体の奥に、発電用の取水口が見える。
取水口のアップ。
最大78.0m3/sの水が久野脇発電所に送水される。
左岸より堤体を眺める。
天端は立入禁止？
天端を眺める。
下流正面より、堤体を眺める。
右の穴は監査廊への入口か？
クレストゲートから放流していた。
導流部右側中央に、何かの穴があった。
これは何の穴だろうか。
上の位置より、ちょっと引いたアングルで。
下流の様子。
多少荒れている様子が伺える。
スペック
| ダム名 | 境川（さかいがわ）ダム |
| ダム型式 | 重力式コンクリート |
| 河川名／水系名 | 境川／大井川水系 |
| 所在地 | 静岡県榛原郡川根本町久野脇 |
| 位置 | 北緯35度01分01秒 東経138度04分29秒 |
| 着工年／完成年 | 1939年／1943年 |
| 用途 | 発電 |
| 堤高 | 34.2m |
| 堤頂長 | 83.8m |
| 堤体積 | 27,000立方m |
| 流域面積 | 823平方km |
| 湛水面積 | 11ha |
| 総貯水容量 | 1,173,000立方m |
| 有効貯水容量 | 343,000立方m |
| ダム湖名 | |
| 管理 | 中部電力（株） |
| 本体施工者 | 間組 |
水位
| 設計洪水位 | |
| 洪水時最高水位（サーチャージ水位） | – |
| 平常時最高水位（常時満水位） | |
| 洪水貯留準備水位（洪水期制限水位） | – |
| 最低水位 |
放流設備
| 用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
|---|---|---|---|
| 洪水吐 | ローラーゲート | 2門 | |
| 発電所使用水量 | 久野脇発電所 | 78.00m3/s |
アクセス
東名自動車道相良牧之原ICより、国道473号線を北上、川根方面へ走る。
金屋の町を抜け、しばらく走ると、右手に大井川が見えてくる。
ここから先、大井川と併走するかたちになる。
40kmほど走ると、国道362号線とのT字路にさしかかる。
ここを左折、200mほど走ると、左手に境川ダムへ続く道があるので、この道に入る。
この道の終点に、ちょっとしたくぼみがあるので、ここに車を停めて見学するとよいだろう。
通常ルートではダムに近づけないが、脇道を探し、そこを突き進めばダムに近づくことができる。
思う存分堤体に触れてもらいたい。
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