ゴルフ場の脇にひっそりと佇む、東京電力(株)の発電専用の重力式コンクリートダム。
お隣の長野県から取水された水は、約6kmの導水管を通りこのダムに注がれる。
残念ながら堤体に近づけず、構造はよく分からなかったが、どうやら一応、クレスト部に自由越流式の洪水吐がある様子だった。
その他のゲート類は不明である。
ダム湖より堤体を眺める。
非常にすっきりした堤体だ。
左岸に発電用の取水施設がある。
なぜが水が湧き出ていた。
発電用取水口のアップ。
右に堤体が見える。
よく見ると洪水吐がある。
長野県より取水された水はここに流れ込む。
こちらは頭佐沢川の水。
導水管を通って来たかのようだった。
ダム湖の奥より堤体を眺める。
小さな貯水池だ。
堤体に看板が立っていた。
このダム名が分かる唯一のもの。
スペック
ダム名 | 頭佐沢(ずさざわ)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 頭佐沢川/富士川水系 |
所在地 | 山梨県北杜市白州町花水 |
位置 | 北緯35度49分28秒 東経138度19分55秒 |
着工年/完成年 | 1925年/1926年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 21.5m |
堤頂長 | 75.8m |
堤体積 | 7,000立方m |
流域面積 | 178平方km |
湛水面積 | 1ha |
総貯水容量 | 45,000立方m |
有効貯水容量 | 39,000立方m |
ダム湖名 | |
管理 | 東京電力(株) |
本体施工者 | 飛島建設 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | 自由越流方式 | 1門 |
アクセス
中央自動車道長坂ICが最寄りのインターチェンジである。
このICより、県道32号線を長坂駅方面に2.5kmほど走る。
右手に長坂駅があらわれ、すぐに線路をくぐる。
するとすぐに、道は二手に分かれる。この交差点は左折。
県道606号線にて花水方面を目指す。
4kmほど走り、ヘアピンカーブにて標高を下た所に、小道が右手に現れる。
見落としやすいので注意して欲しい。
橋を渡ってしまうと行き過ぎである。
進路をこの小道に変える。
林道のような、幅1台分の道を進む。
ぐんぐん標高を上げ、2.5kmほど走ると、右手にゴルフ場が現れる。
ここまで来ればもう少し。左手に注意して走って欲しい。
下に下る砂利道があるはずだ。この砂利道を選択する。
すぐに左手にダム湖が現れる。
奥に駐車場らしき広場かあるので、ここに車をとめて見学するとよいだろう。
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