奈良県が管理する多目的ダム。
かんがい用水と上水道用水の確保を目的とした、堤高36.5mの重力式コンクリートダム。
洪水調節を伴わないので、余水吐は自由越流式というオーソドックスな造り。
このダムから取水された水は、宇陀市に水道水及びかんがい用水として供給されている。
減勢工の副ダムから先は、非常に細い河川となっており、もし洪水がきたら大丈夫なのかと思ってしまうほど。
まぁ、大丈夫だからこの様な造りなのだろうが。
下流正面より堤体を眺める。
余水吐は自由越流式が4門。
左岸より堤体を眺める。
横に広い減勢工。
天端を眺める。
徒歩でのみ通行可能。
天端より直下を眺める。
下流河川は減勢工の左側から流出する造り。
天端より下流を眺める。
インクライン。
ダム湖側より堤体を眺める。
余水吐の左側に取水塔が見える。
余水吐のアップ。
ダム湖。
ダム管理所。
スペック
ダム名 | 宮奥(みやおく)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 宇陀川/淀川水系 |
所在地 | 奈良県宇陀市大宇陀区宮奥 |
位置 | 北緯34度27分21秒 東経135度54分33秒 |
着工年/完成年 | 1983年/1998年 |
用途 | かんがい用水/上水道用水 |
堤高 | 36.5m |
堤頂長 | 175.0m |
堤体積 | 65,000立方m |
流域面積 | 2.9平方km |
湛水面積 | 5ha |
総貯水容量 | 580,000立方m |
有効貯水容量 | 475,000立方m |
ダム湖名 | 宮奥湖(みやおくこ) |
管理 | 奈良県 |
本体施工者 | 清水建設・村本建設・淺沼組・錢高組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 478.50m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 | EL 465.50m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 4門 |
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