北海道企業局が所有する発電専用ダム。
堤高22.3mの重力式コンクリートダムで、クレスト部に4門の自由越流式の余水吐を装備している。
北海道営初のダム水路式発電ダムとのことで、このダムから取水された水は、約8.2km下流にあるポンテシオ発電所へ導水され、最大8.0m3/sの水を用いて11,000kWの電力を生み出している。
このダムの名称のポンテシオとはどういう意味なのだろうと調べてみた。
アイヌ語で「ポン」とは「小さい」を意味し、「テシオ」はこの河川の名称である「天塩」を意味していると思われる。
ということで、ポンテシオダムは、「小さい天塩川のダム」という意味なのだろうと、勝手に推測させていただいた。
このダムへの道はダートなので、気軽に行こうと思わない方が良いかもしれない。 ただ、走りやすいダート道なので、それほど苦ではないだろう。
訪問時はヒグマに要注意だ。
下流右岸側より堤体を眺める。
クレスト部に余水吐として、自由越流式が4門。
写真では2門しか見えなくてすいません。
また、写真には写っていないが、手前にローラーゲートを1門装備している。
右岸より堤体を眺める。
導流部のラインが美しい。
天端はローラーゲート支柱のみですっきり。
天端を眺める。
残念ながら立入禁止。
ダム湖側より堤体を眺める。
しっかり見えるアングルが無かった。
ごめんなさい。
スペック
ダム名 | ポンテシオ(ぽんてしお)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 天塩川/天塩川水系 |
所在地 | 北海道士別市朝日町茂志利 |
位置 | 北緯43度58分43秒 東経142度45分12秒 |
着工年/完成年 | 1979年/1983年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 22.3m |
堤頂長 | 126.2m |
堤体積 | 25,000立方m |
流域面積 | 93.8平方km |
湛水面積 | 19ha |
総貯水容量 | 996,000立方m |
有効貯水容量 | 870,000立方m |
ダム湖名 | ポンテシオ湖(ぽんてしおこ) |
管理 | 北海道企業局 |
本体施工者 | 熊谷組・竹中土木・佐藤工業 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
余水吐 | 自由越流式 | 4門 | |
余水吐 | ローラーゲート | 1門 | |
発電所使用水量 | ポンテシオ発電所(北海道企業局) | 8.0m3/s |
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