高度経済成長期の電力不足を補うため、わずか3年間で造り上げられたダム。
アメリカから重機を輸入し、これまでと異なった新しい方法で建設された。
愛知県の新豊根ダムと揚水発電をし、この佐久間ダムは下池にあたる。
また、豊川用水の取水池としての役割も果たしている模様。
堤高155.5mの佐久間ダムを下流より望む。
ローラーゲートが大きすぎて、ダムの大きさが感じられないのが残念。
洪水吐はローラーゲート5門。
佐久間ダムを下流より望める展望台は、途中のトンネルの中にある。
天端横より下流を眺める。
本日はだいぶ水が少ないらしい。
佐久間ダム電力館より堤体を眺める。
船明ダム・秋葉ダムと同じデザインだ。
(2004.1.25撮影)
同じく、佐久間ダム電力館より堤体を眺める。
(2004.1.25撮影)
堤体直下より洪水吐を見上げる。
下から見上げると、とても大きく感じた。
(2004.1.25撮影)
減勢工を眺める。
(2004.1.25撮影)
一番奥の減勢工だけコンクリートが水上に現れている。
そこだけ地盤が弱いため、この様な構造になったとのこと。
(2004.1.25撮影)
佐久間発電所の取水口。
レトロなデザインでおしゃれだ。
天端より直下を眺める。
高さを感じられないのが残念。
スペック
ダム名 | 佐久間(さくま)ダム |
ダム型式 | 重力式コンクリート |
河川名/水系名 | 天竜川/天竜川水系 |
所在地 | 静岡県浜松市天竜区佐久間町佐久間 |
位置 | 北緯35度05分58秒 東経137度47分39秒 |
着工年/完成年 | 1953年/1956年 |
用途 | 発電 |
堤高 | 155.5m |
堤頂長 | 293.5m |
堤体積 | 1,120,000立方m |
流域面積 | 4,156.5平方km |
湛水面積 | 715ha |
総貯水容量 | 326,848,000立方m |
有効貯水容量 | 205,444,000立方m |
ダム湖名 | 佐久間湖 (さくまこ) |
管理 | 電源開発(株) |
本体施工者 | 間組 |
水位
設計洪水位 | |
洪水時最高水位(サーチャージ水位) | – |
平常時最高水位(常時満水位) | EL 260.0m |
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) | – |
最低水位 | EL 220.0m |
放流設備
用途 | 形状 | サイズ | 放流能力 |
---|---|---|---|
洪水吐 | ローラーゲート | 5門 |
アクセス
東名自動車道浜松ICより、県道45号線を北上、天竜市に向かう。
12kmほど走ると、「鹿島坂下」という交差点で国道152号線・362号線の合体国道にぶつかる。
この交差点を右折、すぐに天竜川を渡る。
川を渡り終え、しばらく走ると、「双竜橋」という交差点で国道は左折する。ここは国道とともに左折。
この交差点から2kmほど走ると、国道152号線と国道362号線が分岐する。
ここは国道152号線を選択、交差点を左折するかたちになる。
この分岐から3kmほど走ると、左手に船明ダム入口の交差点が見える。
佐久間ダム見学の前に、ぜひこのダムの見学をしてもらいたい。
同じ会社のダムなので、デザインに共通点を見いだせるだろう。
船明ダムを通り過ぎ、天竜川とともに国道をしばらく走る。
10kmほど走ると、右手に秋葉ダムが見えてくる。
こちらのダム見学も、もちろんおすすめする。
こちらも、やはり佐久間ダムと同じ所有者なので、デザインに共通点を見いだせるだろう。
このダムから10kmほど走ると、国道152号線は、大井橋という所で国道473号線と分岐する。
ここは国道473号線を選択、佐久間町方面へ向かう。
ここから先は道が多少険しくなる。
4kmほどで佐久間町中心部に到着、そこからしばらくすると、佐久間ダムの標識が現れる。
あとは標識通りに右折。
トンネルを4つくぐると佐久間ダムに到着である。
佐久間電力館があるのでこちらの見学もあわせておすすめする。
ちなみに、この電力館二階からの眺めは最高である。
コメント
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